2018年末、クリスマス目前にせまる19日に日帰りの「皮下腫瘍摘出術」を行いました。あれから9か月が経ち、ようやく傷口に違和感がなくなりました。
初めて出来物に気が付いてから、今日までの経緯を語った体験談です。読み進めていきますと、術後の少し治った頃の経過の写真が出てきます。
苦手な方はご注意下さい。
皮下腫瘍摘出術、日帰り手術体験談
私がこの腫瘍に気が付いたのは、手術をした日からさかのぼる事2年前になります。
出来た場所は左の顎の下で、自分では黙視することのできない場所でした。
腫瘍に気付いた経緯
2017年の初め頃、スキンケアをしていて左顎の下を指で撫でた時に、トゲが刺さったような硬くて引っ掛かるような感触がしたのが最初に気が付いたきっかけでした。
それからしばらくは出来物は引っ込むこともなく、不動の存在となっていました。この頃は、指で触ると大きさは1mmもないような感覚でした。
そして気が付けば消滅していたので「治ったんだ。」と安心していました。
しかし、まもなくしてまた同じ場所と感覚でそれは皮膚上に現れました。1年間くらいはそれが3回ほど繰り返されました。
そして、2年目に突入した2018年初め頃には、触った感覚は2~3mmくらいのコリコリとした物体になっていました。この時には何となく白っぽい出来物になっていました。
そこから、消えることは無くなり徐々に大きくなっていきまして、秋ごろからその成長は速まり11月には触った感覚は5mmくらいで、確実に皮膚と別の物体が中にあると言う感じでした。 これは確実におかしい、このままの速度で成長するととんでもないことになると思い、ようやく皮膚科に行くことにしました。
皮膚科を受診(受診回数、掛かった費用)
【初診2018年11月14】日近所の皮膚科を受診しました。問診、触診が行われました。医師の見解によりますと「これは人間だれしも、体のどこかに一つは持っているような出来物です。」と、人間誰しも一つや二つは持っている悩みのように言われましたが、「私は今までそんな出来物体に出来た事なかったんですが、、、。」と心の中でつぶやき診察室を出ました。
この日は、飲み薬と塗り薬で出来物が小さくなるか様子を見ることになり、14日分処方されて帰宅しました。
掛かった費用:1920円(診察代と薬代)ちなみに保険は3割負担。
【2回目の受診11月28】日出来物の大きさは全く変わらず。薬の副作用でめまいが起きてしまい、服用は中止し塗り薬のみでもうしばらく様子を見ることに。
掛かった費用:380円(診察代)
【3回目の受診12月12日】どんなに塗り薬を塗ろうが大きさは変らず。医師から「このままではらちが明かないし、見た目も気になるでしょうから取っちゃいましょうか。
日帰りで簡単に取れますので。」と言われ、同意して1週間後に手術日を予約して帰宅しました。
掛かった費用:1230円(診察代と薬代)
【4回目の受診:手術当日12月19日】仕事帰りの夕方に手術を行いました。1週間後に抜糸の予約を入れ、飲み薬と塗り薬を処方され帰宅しました。※手術の様子は下記に記述。
掛かった費用:6650円(手術代と薬代)
【5回目の受診12月26日】抜糸を行いました。傷口の治りは順調とのことでした。
掛かった費用:380円(診察代)
【6回目の受診1月9日】経過の観察。順調に傷口もふさがってきているので、受診はここで終了となりました。
検査に回していた出来物は悪性では有りませんでした。
掛かった費用:530円(診察代)
結果6回の通院で、掛かった費用の合計は11090円でした。
手術中の様子
手術の処置法は、出来物の直径より大きな筒のようなもので、出来物をくり抜くようなことを言っていました。
衣服は着替えたりせずそのまま診察ベッドに横になり、目隠しをされ首元にも血が流れた時に衣服が汚れないようガードをされました。
出来物付近に麻酔の注射をされました。医師は「これが一番痛いことなんで我慢してくださいね~。」と言って、手術は大したことないアピールをしてくれましたが、私は既に『まな板の上の鯉』に徹していたので、恐怖なども特にはありませんでした。
完全に麻酔が効いたことを確認し処置が開始されます。ですので、見たくても見えずじまいでしたが、何となく引っ張られる感じや、何かかされている感覚はバッチリありました。
その処置自体は直ぐに済んだのですが、その後の縫う事ににかなりの時間がかかっていました。初めは2針ほどで行けると言っていたのですが、結果4針縫いました。
私はこの縫うのが一番痛かったです。麻酔が切れかけていたのかもしれませんね。
針を刺す感触や糸が皮膚を通って行く感じが全部わかりました。とは言っても悲鳴をあげるような痛みでは有りません。何となくチックとする程度です。
くり抜かれた出来物は検査に出されました。
傷口に軟膏を塗りガーゼで保護して終了です。化膿止めと薬を処方されて帰宅しました。
手術後、抜糸するまでの生活
術後はお風呂に入るときに気を付けたくらいでした。油断すると傷口の方に流れて行ってしまいますので。
その他は特に生活に支障は有りませんでした。次の予約は1週間後ですので、それまでは自分で塗り薬をぬりガーゼを交換しました。
黒い糸が無造作に飛び出していて、それが正解なのか不正解なのか分らぬまま、一週間がたち抜糸の日を迎えました。
素人目には、「この糸切ったら傷口開くんじゃなかろうか?」と不安になる状態でしたが、医師は傷口を見るなり「キレイにくっついてきてます。よし抜糸しましょう。」と言いました。
『まな板の上の鯉第二弾』です。
受診ベッドに横になり、あっという間に抜糸は終了しました。痛くも痒くも無かったです。これも残念ながら見る事はできませんでした。
抜糸後~9か月の経過状況
上記は術後一か月後です。だいぶ傷口は治ってきています。が、押さえると4か月ほどは痛みが残っていて、傷口も凸っと盛り上がっていましたが、そこから徐々に日を追うごとに表面がフラットになっていきまして、現在ようやく痛みもなくなり何も気にならない状態になりました。
痛みのある時は皮膚表面ではなく、皮膚の下の肉が痛い感じでした。完全に傷口が治るのに、かなり時間がかかったなと言う印象です。
上記写真は9か月後です。完全にわからなくなることは難しいのかもしれません。
生命保険がおりた
日帰り手術の出る生命保険に入っていた為、3万円ほどがおりました。
あとがき
あれ以来、顔周りにプチっと何か出来物が出来ましたら、デカくならんといてやぁ~と念じるようになりました。
しかし本当に誰しもこんな出来物を体のどこかしらに持っているの?と疑問に思い、私の周りにリサーチしましたが、誰一人いませんでした。( ;∀;)アレレ
ですので、出来物に悩んでいる方がいらっしゃいましたら、是非とも大きく育つ前に皮膚科で診てもらって下さいね。(^^)