胃カメラ検査…口からカメラを飲み込むなんて怖い!
体験したこと無い人にとっては恐怖でドキドキものですよね。
わかります…私も初めての時、検査前夜は不安で仕方なかったことを、数年経った今でもハッキリと覚えています。
そこで、今回4回目の胃カメラ検査を受けてきましたので、その体験談を事細かにお伝えしたいと思います!
すでに3回経験があるので、何の不安もなく余裕な気持ちで病院に向かいました。
毎回、麻酔を使用しているので、ボーっと夢うつつ状態で検査の感覚は全く覚えていないと言う状況で終了していました。
しかし、今回は意識が意外とハッキリしていて、検査をしている感覚もあったんです…。
けど、なんてことはなかったんですが(^^;)
その辺りのことについても、詳しくお伝えしていきたいと思います。
胃カメラについては「鼻から」と「口から」がありますが、口からになります。
では、検査を受けた経緯から検査中、そして検査後の様子を一連の流れでお伝えしていきますので、これから検査を受ける方の参考になればと思います。
胃カメラ検査で組織検査2か所!かかった費用は8,850円でした。
胃カメラ検査って、えずいて苦しいと聞くので、私は検査を受けると決めた時、麻酔使用可能な病院を探しました。
胃カメラ検査は、安全な検査ではあると言われていますが、カメラを飲んだり麻酔を使用するとなるとリスクはある訳でして、検査中起こりうる危険性について書かれた同意書にサインをしなければなりません。
リスク内容は、検査中に病変を見つけた場合、確定診断のために組織検査で粘膜の一部をつかみ取るので、多少出血する(速やかに止血はされる)が、ごくまれに黒色便、血便、吐血きたす。麻酔ではアレルギーショック症状や呼吸困難など、鼻からカメラの場合は鼻出血があるようです。
それらを理解した上での検査になります。
私は4回検査を受け、1回目と4回目は組織検査をしましたが、特に何事もなく終了して、その後も何も問題は起きませんでした。
では、検査の一連の流れをお伝えしていきます。
まず、どういった症状で検査を受けたのか?と言う所からお話していきます。
胃カメラ検査を受けた経緯
胃痛症状の始まりは、横になって寝ていて、起き上がろうとしたときに、胃の中から胃酸が口をめがけて、一気に逆流してきたことからでした。
その時は逆流してきた胃酸を阻止すべく、反射的に飲み込みました!
直後から、胃酸で喉がヒリヒリ痛むような状況でした。
そして翌日からは、ヘソの右上あたりに「キリリ」とした一瞬の痛みが始まりました。
様子を見ていると継続的な痛みではなく、単発的で食事の有無に関わらず、痛みが突然出る感じで、日を追うごとにみぞおち付近もキューっと痛くなり始め、ゲップも伴っていたので、かかりつけの胃腸内科に行きました。
事細かく経緯を説明しました。
問診と触診で医師は「逆流性食道炎みたいだね~前回の胃カメラ検査で(1年半ほど前)ピロリ菌もいなかったですし、大きな病変は無いと思うので、前回と同じ薬を出しておきましょうか?」との診断でした。
私は心の中で「そっか…胃カメラは無理にすすめないんだな…。ってことは大したことないのか!」と思い、「はい、同じ薬お願いします。」と言って、その日は帰宅しました。
そして処方された薬を飲んだところ、胃痛は消え去ってくれたのですが、薬がなくなったらまた「キリリ」と言う痛みがぶり返し始めたんです。
1か月ほど様子を見ましたが、改善されそうにもないので、再度、胃腸内科を受診し、自ら胃カメラ検査を希望しました。
毎回検査は、喉からで麻酔を使用していますので、今回も同様にお願いしました。
そして、検査の予約をして、注意事項、検査や同意書の説明などを受け帰宅。
注意事項は検査の受ける時間によって、服用している薬の飲むタイミングや、食事の規制が変ってくると思います。
私は朝一の検査に予約を取りました。
この時の胃の症状は、ヘソの右上とみぞおちの左下辺りに、ピンポイントの「キリリ」と短い痛みが、空腹時に時々起きていました。
■その他の症状
- お腹が空いた感覚があまりない。
- 食べても傷みは無い。
- 空腹時に痛むことが多い。
- うつぶせになると胃が張った感じがある。
- 背中が時々痺れだす。
検査前夜の食事
検査の前の日は、夜8時までに消化の良い食事を摂ります。
その後は、色のついていない飲み物はOK。(水やお茶〇、牛乳やヤクルト✕)
私は前日、6時頃にうどんを食べました。
胃カメラ検査の前の日は、いつもうどんを食べます。
服用中の薬について
服用中の薬については、心臓や血圧の薬は検査当日の朝6時までに、多めの水で服用してくださいとの指示を受けました。
私は降圧剤を飲んでいるので、朝5:30に起きて薬を飲みました。
血圧が高すぎると検査ができないことがあるとの事です。
薬によっては、飲んではいけない物があるかもしれませんので、医師の指示に従います。
検査当日
病院に到着すると同意書を等を提出し、看護師の指示に従います。
私が検査を受ける病院は、専用の服に着替えることもなく、「ゆったりした服装で、締め付ける下着はやめて下さい。」と指示がでます。
まず体温と血圧を測り、胃の粘膜を取り除く液体状の薬を、小さなコップ1杯分飲み干します。
何味かお伝えしたいのですが、似た味が思いつかない独特の味です…。
しいて言えば、『ポカリの甘みを抜いた濃い味』とでも言いましょうか…。
いつもは、なんてことはなく一気に飲み干せるのですが、この日は二口流し込んで一旦止まってしまいました…胃に入って行かない…。
残りを意を決してグイっと飲み干しましたら、次は喉の麻酔を行います。
ソファに深く腰掛けて上を向き、口を開けたら注射器のようなスポイドで、麻酔液を喉に流し込まれます。
そのまま、鼻呼吸で3分の我慢。徐々に喉の感覚がマヒってきます。
この時に、なるべく喉の奥にためておくと、麻酔が喉の奥にまで効くので、飲み込まないように頑張ってためておきます。
私はこの喉麻酔が苦手で、いつも途中で飲み込みたくなります。
喉に麻酔が効いてくると、鼻呼吸を止めがちで麻酔に溺れそうになってしまいます。とは言っても大したことはありません。
しっかり、鼻呼吸を意識すればOKです!
そして3分経ったらそのまま飲み込んで、検査室に入ります。
麻酔の使用量は、前回と同じ量を使用するとの事で、前回の検査時の感覚の様子を確認され、気持ち悪くもなく夢うつつ状態であったことを伝えました。
前回は、「前々回よりも麻酔量を減らしていた」との事だったので、1、2回目の時にはグッスリで、無感覚だったのだなと納得しました。
いざ検査室にて
検査台に横になり、血圧を測り、脈拍を測る測定器を指にはめ、麻酔の点滴を開始します。
点滴の針が少し太いとの事で、食事を摂っていないため、血管まで痩せてしまい、右腕に刺したものの上手くいかず、左腕に変更しましたが、良さげな血管があったものの、その血管は針を刺したら、少し痛みやしびれが出るかもしれないと言われましたが、「そんな血管あるんかい⁉もう、何でもいいいので、早く胃カメラしたい!」と言うことで、「全然大丈夫です~。」と言ったのですが、実際、チクンではなく、ブスッと入ってきました。が、なんてことありませんでした。←これ多いですね…
看護師さん「麻酔入れて行きますね~少しヒンヤリするかもしれません。気持ち悪くなったり、しびれが出たらすぐに教えて下さい。」
ここで、医師の登場です!
医師「おはようございます~。大丈夫ですか?では検査始めていきますね。」
私「お願いします。」
看護師さん「だんだんボーっとしてきますね~。ねむ~くなりますよぉ~。」
私「催眠術か⁉(私の心の声)」
私「…………」
ここまでしか記憶がありません。
いつもですと、ここから「体を左向きにして、ヒザを軽く曲げ、マウスピースをくわえて下さい。」と言う指示まで記憶にあるのですが、その部分は抜け落ちています。
そして、いつもならここから検査が終了するまで、ほぼそのやり取りや検査の感覚を感じることは無かったのですが、今回は違っていて途中から何となく食道と胃が満杯な感覚があり、胃の中でモゾモゾ何かが動いている感覚や、喉が詰ったような感じがありました。
そして、医師と看護師のやり取りの声が、なんとな~く聞こえる…と言った感じでした。
なので、麻酔なしで胃カメラをすると苦しいだろうなぁと思いました。
そして、「終了しましたよ。」と声をかけられ、「リカバリー室で十分に休息してから、診察室に行きましょう。」と言われ、私はそのまま眠りにつきました。
そして声をかけられたのが、1時間後でした。
いつもは30分くらいなのですが、今回長く寝ていました。
それは組織検査を2か所していたからか、看護師さんが忙しかったからか、私が爆睡しすぎていたからかは不明です。
胃カメラ検査後は、時間に余裕を持たせた方が良いです。
そして、喉に異常が起きていないか確かめるために、コップ一杯の水を飲みます。
この水はグビグビと飲めて、飲んだ直後に胃に滲みることも痛むこともなかったです。
検査後の診察、組織検査2か所の説明
そして診察室に入り、写真を見ながら説明を受けます。
今回は胃の2か所に、赤くなった部分と、少し紫になったアザのような部分があり、組織を採取して検査に回されました。
医師は「心配するような病変では無さそうですが、気になるので検査しておきます。」との診断で、2週間後に結果を聞きに行くことになりました。
気になる箇所は、素人が見てもわかるくらいに、変色していましたし、びらんになっている部分もありました。
ずいぶん荒れ模様です…。
そして、下記を処方されました。
- 胃酸をおさえる薬
- 胃腸の働きを良くする漢方
●二週間後の検査結果
検査の結果は炎症で問題はありませんでした。
これでかなりホッとしまして、一気に胃痛が消え去りました。
検査後の注意点
■鎮静剤を使用した場合の注意点
- 自転車やバイク、車の運転は禁止。
■組織検査をした場合の注意点
飲酒・刺激の強い食べ物・熱いお風呂での入浴・長風呂・激しい運動は控える。
腹痛や黒い便が出たら病院に連絡する。
検査後の食事は、薬剤師さんにアドバイスをしてもらった、「うどんにたっぷりお野菜を入れて、よーーーく煮る」を実行して食べました。
検査後の食事はいつも美味しい!
胃の組織をとっていますが、お昼ご飯を食べても痛むことは無かったです。
胃カメラ検査をした日の体調について
この日の体調は、検査前は普段と全く変わりなしで、検査後については少し酔っぱらっている感じでしたが、昼ご飯を食べたらすっかり元の体調に戻っていました。
今回、検査中に意識がハッキリしだしたことに関しては、組織検査でいつもより検査が長引いたためだと思いますが、前回の3回の検査と違ったのは、「降圧剤を飲んでいた」と言う所になります。
毎回、検査前に血圧を測ると、緊張から140~150くらいあって、検査後には120に下がると言うパターンだったのですが、今回は朝5:30に降圧剤を飲んだため、病院で測った時は110だったことと、検温で35.1度しかなかったので、身体が全く起きていない状態ではありました。
検査後、特に異変が起きることはありませんでした。
その日は、1日ゆっくり過ごしました。
胃カメラ検査にかかった費用は8,850円
掛かった費用は、組織検査2か所と投薬も入って、8,850円でした。
いつも何もなければ5,000円くらいなので、今回は少々お高くつきました。
ちなみにお薬代は2週間分で、1,800円でした。
カード支払いができない場合、少し多めに現金を用意しておくと安心です。
あとがき
胃痛に関しては、定期的に悩まされる症状で、そこには必ずスナック菓子が絡んでいました。
初めて腹痛が起きた時は、分厚いポテトチップスを大量に食べている時でした。
快調にウマウマ!言いながら食べていると、突然激痛が走りました。
ポテチが胃に刺さったのか⁉と思いましたが、そんなわけありません…。
それまでは、どんなにスナック菓子を暴飲暴食しようが、胃が痛くなるなどと言うことは、全く経験したことが無かったので、この時を境に暴飲暴食が胃に来るようになりました。
しかし今回は、暴飲暴食はしていないので、今後は胃をしっかり労わり、運動を心掛けて身体機能自体を上げて行かなきゃなと思いました。
実際に自分の胃の中を見れば、「こりゃいかん!」と思い、胃を労わる気持ちも生まれ、今後の胃との向き合い方も変わり、健康志向になれますし、痛みの原因もわかるので、これから胃カメラ検査を受けられる方は、案ずるより産むが安し!で頑張って下さい。
下記記事は前回3回分の体験談になります。