私は高校を卒業して以来、30年間働き続けていますが、その7割はパソコンによるデスクワークでした。
そのため徐々に肩こりがひどくなり、運動不足もあいまって、いつしか頭痛に悩まされることに…。
そして50歳目前に、2か月以上も続く頭痛に悩まされたことをきっかけに、過去の頭痛について振り返り考えてみました。
頭痛の症状の出方、発症する時期、医療機関での診察結果、そして2か月半毎日続いた頭痛についてお話していきたいと思います。
働き始めて始まった頭痛遍歴について
デスクワークにつくようになり始まった頭痛の症状は一つではありませんでした。
かなりバラエティーにとんでいました。
その症状からお話していきます。
頭痛の症状
頭の周囲が輪っか状に締め付けられる
こめかみあたりの一か所がキーンと差し込む
全体にズキンズキンとうずく
全体にボワ~ンと重くなる
これらが半日で治まったり、1日中続いたりしていましたが、薬を飲めばたいがい半日程度で治まっていました。
頭痛のきっかけが何なのかさっぱり分からず、呪いがかかったかのように割と突然始まり、「あー始まるなぁ…。」と思う時に薬を飲めば、1時間から2時間で治っていましたが、ヒドイ時は飲み損じてしまうとガンガンガンガンと脈打ち、「あーこれで何もできずに1日終わった…。」と言う絶望感に襲われていました。
そしてこの頭痛の起きる頻度が多くなると、「薬慣れ」する為かだんだん効き目が悪くなり慢性化状態に。
立っているのも辛く、仕事中に寝込むこともあると言った状態でした。
症状の酷い時の病院での検査結果
あまりに頭痛がひどいときは、他の病気を疑い医療機関にお世話になりました。
しかしMRIを撮るも異常は見つからず、診断はいつも同じでした。
・自律神経失調症
・肩こり
・鎮静剤、安定剤や漢方
・肩こり用の湿布
・バランスの良い食事
・良質な睡眠
・有酸素運動
・ストレスを避ける
毎回アドバイスを心がけることで、実際に症状は改善されました。
しかし良くなると忘れてしまうのがその「心がけ」で、結局は頭痛を何度も繰り返してきたという感じになります。
頭痛のある時期とない時期
頭痛人生を振り返ると、下記の二つの時期があることに気が付きました。
頭痛に悩まされていた時期
頭痛が気にならない時期
この二つの時期について考えてみました。
頭痛に悩まされていた時期の動向
悩み事が多く不眠になる
忙しく無理をする
デスクワークで一日中座っている
休みは寝たきりになる
甘いものを良く摂る
デスクワークの時は、「一つの間違いが企業全体の動きを止めてしまう」というくらい責任も大きく、誇大なストレスを抱えていて、ほぼ運動をすることがない状況が多かったです。
頭痛は仕事中に始まったり、朝起きた瞬間から痛むときもあり、ドライブ中も頻繁に起きていました。
休みの日に昼寝をすると、起きた時にズキンズキンとした頭痛が始まるので、転寝にも気を配って過ごしていました。
頭痛が気にならない時期の動向
体を動かすことが主体の仕事
日中動いて疲れるため夜はぐっすり眠れる
悩んでいるヒマがない
立ち仕事(かなり動く)の時は、ずーーーーっと動いているので、肉体的疲労が大きく、夜になると布団に入れば「1分もしない間に眠りに落ちる」と言った状況で、「そう言えば最近、頭痛起きてないなぁ。」と、知らぬ間に頭痛がなくなっていることに気が付くと言った感じでした。
私の場合ふり返ってみて思うのは、この仕事の運動量の加減が、頭痛の有無に大きく関わっていたように思います。
頭痛の原因はおそらく、「血のめぐりの悪さ・自律神経の乱れ」だったのだろうと、今回体験した2か月半続いた頭痛で感じることになりました。
2か月半続いた頭痛について
家庭の事情で外での仕事が難しくなり、家でパソコンに明け暮れるようになり、2か月経過したころ、血圧が計測できないくらい高くなり、心臓がキリキリと痛みんだため、翌日に街のかかりつけ医を受診し、総合病院に紹介状を書いてもらい詳しい検査をしました。
その時に、突然、頭痛が始まったのです。
辞めた仕事はデスクワークでしたが、このデスクワークに関しては、仕事中の動きも多く、立ったり座ったりを繰り返し階段も頻繁に使用。
何より長距離自転車通勤をしていたので、十分な運動量がありました。
10年ほどは頭痛という頭痛になったことがなく、風邪一つひきませんでした。
なんなら、会社でインフルエンザが流行して周りがかかっても、自分はかからないような健康状態でした。
その生活が突然、動きの無い生活に変り、しかも昼夜逆転した上、1日の睡眠時間は2~3時間と言う状況になりました。
そして突然起きた頭痛は、右耳上付近が痺れたような痛みが一瞬だけ現れ、ふとした時にまた一瞬現れるという、今までにないタイプの痛み方でした。
そのうち、その間隔が短くなり、しびれの範囲が広がり常に違和感のある状態になってしまい、頭のてっぺんや締め付けられる痛みも出現し、音も光も鬱陶しく眠る時は頭を斜めに上げていないとズキズキしていましたが、眠ってしまえば気にならず、朝起きると痛みだすという症状でした。
意識はずっと右耳上に集中していました。
「血管詰まってるんじゃないの⁉脳梗塞か脳卒中が起きるんじゃないの⁉」と思い、心臓の検査を受けていた総合病院に結果を聞きに行った時に、頭痛の事を相談してみたのですが、「心臓には全く異常がないので、おそらくは肩こりからくる神経的なものかと考えられます。」と言われました。
そして、その後、街のかかりつけ医を受診した時にも、頭痛のことを相談してみましたが、「心臓には異常もないので、おそらく神経からきているものだろう。精神的なことも大きいと思う。」と総合病院と同じようなことを言われました。
そして湿布と頭痛薬をもらいましたが、一向に治らずでした。
もう「肩こり・精神的な事」と言うのなら、命に別条がないということだから、「決定的に直してやろうじゃないの!それでもだめなら詳しい検査をしてもらおう!」と決心し、改善に全力をつくしました。
頭痛改善に当たりやめた事
根を詰めてやっていたパソコンから離れた
野菜を多く摂るようにし間食を絶った
規則正しい生活にした
肩を回したりに眠っている健康器具を使った
その記事はこちらで詳しく説明しています。
すると2か月半ほど続いた頭痛は、見事にあっけなく2週間ほどで消え去りました。
今回の頭痛の発症原因の思い当たる節
家にいるようになり運動量が激減した
1日2~3時間ほどしか寝ていなかった
かなりの時間パソコンをしていた
夜中に食事をしていた
机と椅子の高さが合わず座布団を重ねて不安定な状態で座っていた
頭痛以外の症状
足のむくみがひどい
腰痛・腹痛が起きる
お腹が出てくる
動悸がする
上記の異変の中でも特に気になっていたのが、お腹が妊婦さんのように出てきたことでした。
「家でパソコンしているだけだし、太ったのかな」と思い、体重計に乗るもむしろ減っている…。
「なんで⁇」と不思議でしたが、上記の肩こり改善を行ったことで、姿勢が改善されたためか、後にお腹も元に戻りました。
「座っている体制の悪さでこんなことになるのか⁉」と驚き、体の歪みはあらゆる体調不良でもつながるので、普段から意識して背筋を伸ばすことが大切だと痛感しました。
上記の改善策はずっと続けています。
あとがき
結局のところ、頭痛の起きる時は、不眠、ストレスによる暴飲暴食、運動不足全開の時が多いように思います。
そんな時期は自律神経は乱れまくり、血流も悪くなり血圧も不安定になっていました。
私は病院に行くと血圧が20~30高くなるくらい緊張しぃなので、デスクワークでの緊張感の高まるような状況もよろしく、常にそんな状況を巻き起こしていたのかもしれません。
ですので、運動するかのように体を動かす仕事の時は精神状況もよく、血流もアップしていたのだろうと思われます。
そして家にこもるようになり、更年期も相まって一気に自律神経は乱れたのだと感じています。
血はどろどろになり、心臓に多大な負担を与えることになり、そうなると肩こりも血流を更に滞らせてしまいます。
頭痛は起きてしまうと、目や耳からの情報も辛く、何にも集中出来なくなりますので、普段から頭痛を起こさないような身体作りや、生活環境を目指すことが大切だと痛感しています。