胃カメラ検査、いざ受けるとなるとドキドキですよね。
私は過去3回、鎮静剤を使用し胃カメラ検査を受けましたが、検査中の事は…
「記憶にございません。」です。(笑)
「横向きになりマウスピースをくわえる所」までしかハッキリした記憶はないです。
3回目の時は「起きていてやる!」(いやいやあなた鎮静剤ご希望なんでしょ!?と突っ込まれそうですが実験です。)と思い、意識を集中させましたが、やはりそこまでしか記憶がありませんでした。
ですので、結論は『何の痛みもありませんでした。』その経験談になります。
胃痛の発症から、注意事項、検査の様子、費用について解説していきますので、これから検査を受けられる方は参考にしてみて下さい。
胃カメラ検査、鎮静剤使用3回体験談
胃痛の始まりは、スナック菓子(結構あぶらっこい)を食べている最中でした。
突然胃の一部(右斜め下)にズキッと痛みが走りました。本当に突然でした。
その日から痛みはチクチク、ズキッと1分くらい続いて治まると言う感じで、時と場合によらず1日に数回起こりました。
針で突かれてるような、傷口に染みるような痛みでした。
次第にその「チクチクとズキッ」の痛みの大きさが増してきたので、観念して近所の胃腸内科を受診しました。
胃腸内科を受診
問診で痛みの箇所と痛みだした時の話をしてから、診察台に寝転んで触診。
医師「年齢も40歳を越えているので、一回胃カメラしときましょうか?」
と‥‥。
出た!そのセリフ!
「お茶でも1杯いかがですかぁ?」と、優しく尋ねるかの如く爽やかに上記のセリフを言ってのけて下さったのですが、さかのぼること一年前。
その時に初めて胃が痛くなり、大きな総合病院で見て頂いたのですが、その時まさにそのセリフが出ました。
しかし、胃カメラについて周りから聞く話が恐ろしすぎて、その時は「次また痛くなったら考えます‥。」とその場を濁して結果やりませんでした。
医師の言葉が、悪魔の囁きにしか聞こえない未熟な私でした。
しかし、またもや胃痛と言うことで、今回は「楽に受けれる胃カメラ」の下調べバッチリで、心の準備も万端でした。
胃カメラ検査の予約
その日は漢方薬と胃潰瘍の薬を処方され、検査の説明を聞いて一週間後に予約をいれ帰宅。
ピロリ菌検査も依頼。(胃がんの原因に大きく関わる菌)
鎮静剤の使用を希望する
検査はボーッとしてる間に終了することができる、鎮静剤を点滴により使用します。
「眠っている間に終わる」と言う、魔法の様な話はほんまかいな?などと、1ミリたりとも疑いもせず、「信じる者は救われる!」と、言う勢いでした。
もう、怖さはありませんでした。
時折やってくる胃痛が何なのか…それが分かることが待ち遠しく、首を長くして当日を待ちました。
検査時の注意事項を聞く
薬を飲んでいる方は、中止しなければならない薬もある。(血をサラサラにする薬など)
・長い髪はしばる・胃や胸を締め付けない楽な服装でいく・口紅はとる。
夜は7時までに消化の良い食事を済ませる。それ以降は水、麦茶、ポカリなどは飲んでいい。(薬を服用されている方は、種類により飲んでいいか悪いか異なるようなので診察時の説明で確認)
鎮静剤を使用する場合、検査後に30分ほど横になって休む為、検査全体に時間がかかるため、その日一日は自転車や車の運転は出来ない。
胃カメラ検査当日、検査の流れ
検査当日。
前日の夕食は、うどんにしました。
検査は朝8時半からですが、検査を受けるに当たり喉に麻酔を使用する為、15分前に来院。
ソファに座り、まず胃の泡を消す飲み物を飲みます。結構マズイ。甘いような苦いような味でむせました。
頭をソファにもたれさせてアゴを上に向け、喉の奥に麻酔を流し込まれます。
飲み込まずに喉の奥で、3分間貯めて置かなければなりません。(検査の中でこれが一番辛いかも)
3分後、そのまま飲み込んで検査室へ入室です。手術室のような雰囲気で心臓がドキドキしました。
検査台に寝そべり、血圧を測り点滴を開始し鎮静剤も投与され左横向きに寝ます。
マウスピース(カメラをガイドする為)をくわえます。この地点でかなりボーッとしてきます。 そして先生が「検査して行きますね。」とかなんと言っている声が耳に残りつつ、毎回ここで意識はほぼ無くなります。
鎮静剤使用3回体験談
私は過去3回目胃カメラ検査を受けているので、検査中の様子を比較しながらお話します。
ちなみに4回目の検査の様子は、別記事で一番下にリンクを貼ってあります。
意識の有無
1回目の時はマウスピースをくわえた途端に意識が無くなり、気がつけば検査が終了していて声をかけられ目覚めたという感じでした。
2回目一年後は、やはりマウスピースをくわえてから意識は無くなりましたが、なんとなく夢心地な感じで検査は終わりました。
3回目一年半後は、意識はあるものの何が行われているかの感覚はなく、音は何気に聞こえているような感じで、目は覚めている感じでしたが夢うつつ状態でした。
●1、2回目は朝1番の検査でした。
●3回目の時は昼からの検査で、前の夜は6時に夕飯を食べて、そこから何も食べておらず空腹だったため、看護師さんに点滴の針を刺すときに「かなり空腹ですね〜、血管まで痩せてしまってますね。」と言われました。その日は体調も悪かったです。
検査結果(1~3回目)
検査後30分ほどリカバリールームで横になり休みます。
30分経つと看護師さんが来て、血圧を測りきちんと立ち上がれるかを確認してから、診察室に呼ばれて画像を観ながら説明され会計をして終了です。
1回目は、十二指腸に出来物があり、細胞を採取して検査へ。一週間後の検査結果では、特に悪性的なものでもなく大丈夫とのことでした。
1年後の2回目の検査では出来物は消えていて、その他に異常もなし。2回目も胃痛で受けましたが、予約段階で検査が1ヶ月後になり、その間に漢方と十二指腸潰瘍に使われる薬を服用したので治ってしまったようです。
3回目は、胃炎の跡が数か所ありましたが、通常よく見られる症状なので気にすることはないとの事でした。
おおよその費用
検査費用については、保険3割負担で
1回目は生検1か所ありで、8,000円ほどかかりました。
2回目、3回目は5,000円ほどでした。
知り合いの胃カメラ検査体験談のまとめ
周りの知り合いのリアルな胃カメラ検査体験談を聞いてみました。
鎮静剤を使用しないでダイレクトに検査をされた方
男性‥‥「比較的オエッとなるくらいで大丈夫」と言う意見が多い。
女性‥‥「泣いて苦しんだ。鼻からの胃カメラは鼻血が出たから急遽胃カメラに変更した。いや全然平気だった!」と千差万別で、自分も受けてみないとわからないなと感じました。
鎮静剤を使用して検査をされた方
鎮静剤体験者は女性数名いましたが、皆さん「音は何となく聞こえるが、痛くも痒くもなくボーっとしている間に終わった。」とのこと。
まとめ
私は3回とも胃痛で受診し、胃カメラ予約をして検査を受けました。
鎮静剤を使用すると全く苦痛はなく、楽々と検査を受ける事ができました。
検査後は家まで10分歩いて帰宅できましたし、その後も普通に動けましたが、多少ぼんやりしている為、検査の日は自宅でゆったり過ごしたほうがいいです。
年齢と共に胃粘膜も減り、暴飲暴食に耐えれなくなりますし、ストレスも胃にきます。
胃炎を繰り返すと確実に良くないので、暴飲暴食を避けバランスの良い食事、腹八分目を心がけ、ストレスの解放に努めることをおすすめします。
胃が痛いと、そこに神経が集中してしまい何かと悪影響ですよね。
検査をすれば自分の胃の中も観れて現状も病状も把握できますし、適切な診断を得られるのでモヤモヤしている気持ちも解消できます。
案ずるより産むが安しです。
今から内視鏡検査受けられる方、頑張って下さい\(^o^)/