始めに…この記事には読み進めて行くと、膝の打撲痕から生えてきた毛の写真が、ドアップで載せてあります。
気分を害されてはいけませんので、そう言った画像が苦手な方は、記事を読まれることを中止して頂くか注意して読み進めて下さい。
打撲の治り方〜打撲痕の膝から毛が生える実録体験談
私は自転車通勤をしています。
今までその通勤途中に、数々の事故を目撃してきました。
ですので、自分も事故を起こさないよう、かなり慎重に運転しながら通勤しているつもりでいたのですが、去年の夏いつもの通勤途中の石のタイル張りの上り坂を走行中、カーブで後輪がスリップしてしまい、激しく転倒し右膝と左側顔面と前歯を強打してしまいました。
もう、確実に血まみれだなと思ったのですが、自転車を起こし飛び散らかした荷物を集めて鏡を見たのですが、何事も無かったかのように全くの無傷でした。
奇跡的です。
前歯は「こりゃー折れたなっ…。」と思ったほどの衝撃にもかかわらず、何故無傷だったのかと申しますと、時は真夏だったのですが、日焼け対策に腕カバーをして、更にUVカットのパーカーを着て、ご丁寧にフードまで被っていたので、そのフードがコケた時にうまい具合に顔面を保護してくれたのだと思います。
不幸中の幸いですね。
膝はと申しますと…ジーパンを履いていたのですが、破れはせずともジーンズのブルーの生地が白く削られて破れる寸前でして、膝は中でズルむけて怪我をしていました。
ジーパンでなかったら、もっと怪我をしていたと思います。
その怪我の治り方を、経過と共にお伝えします。
整形外科を受診
かなりの打撲をしたのでしょう。
膝がガクガクと皿が外れそうな痛みでして、時間の経過と共に腫れ上がり、仕事帰りには自転車は焦げない状態になりましたので、整形外科に駆け込みました。
いや、駆け込んではいません、ソロリ〜ソロリ〜と向かいました。
レントゲン撮影と診察の結果、骨や靭帯に異常はなく打撲とのことでした。
湿布を処方され、とりあえず一安心して帰宅しました。
しかし、異常がなくてもこの痛みなので、もしも骨にヒビが入ったら相当の痛さだと思います。
では、治り方の進行具合をお伝えしていこうと思います。
事故当日から1ヶ月
事故の翌日は更に痛みが増していて、自転車は漕げません。
膝を曲げると激痛が走ります。
右脚のふくらはぎがパンパンに浮腫み、膝は紫で内出血がスネに広がっていて紫になっていました。
そんな症状でも、歩くと多少痛みはあるものの、歩行自体には支障はありません。
しかし、段差を上がる動作には痛みが伴い無理です。
階段の上り下りが無理な為、電車通勤もできず無謀にもしつこく自転車通勤をしていました。
2週間ほどは片足漕ぎでした。
周りから止めとけと忠告されるも、歩くよりは楽な為、2次被害(被害ではなく、不注意ですね。)に注意しながらソロリソロリと漕いで通勤しました。
が、絶対にやめたほうがいいです。危険です。
ヨレヨレヨロヨロになりますし、自分が気をつけていても激突してこられる事もありますし、そんな時に速やかに足が使えないとコケます。
と、私が言っても説得力がないですよね。
しかし、やめて下さいね。あなたの為にも、あなたを心配する周りの方の為にも。それ以上怪我をしない為に。
そして、走るのは無理です。
椅子に座るのも曲げるときに痛みが有ります。
どこかに膝が少し当たってもウオッと声が出るほど痛いです。
スキニージーンズは履けません、履いて歩くと膝の皿が圧迫されて激痛が走ります。
膝を組む、膝を床に着くなどは夢のまた夢状態です。
打撲後1ヶ月経過から2ヶ月
治り方に特に変化はなく、痛みは続いていてスキニージーンズは履けません。
スキニー好きの私はこの頃、スキニージーンズはいつになれば履けるの!!と、膝をかばいながら生活していました。
浮腫はだいぶマシになり、内出血は黄色くなっていました。
自転車は両足で漕げるようになりましたが、時折、激痛が走ることが有りました。
そして膝を抱えて座っている時に、ふと膝に目をやると一角に太く長目の毛が生えていて、なにこれ?と目を丸くしてしまいました。
物凄い違和感でした。
早速、理由を即ググりました。
打撲痕の膝から毛が生える
この写真は足を伸ばして地べたに座り、自分目線で撮影したものになります。
右膝の端の方の一部に長めの毛が生えてきているのがわかるでしょうか?
私は、もともと膝に毛は生えていないので、これを見て人間の身体って不思議だなと思いました。
調べたところ、怪我の種類にもよるようですが、怪我をすると本来の正常な状態に戻そうと、様々な細胞が活性化され、外側から目に見える部分に過剰症状が出る為、毛根も刺激されて毛が生えるもようです。
この新たに生えてきた毛に興味津々になりました。
この毛が自然になくなる頃、怪我も治ったという目安になると言うことでしょうかね。
なのでまだ痛みがあるので、治そうとして膝の辺りは必死にがんばっている状態ですね。
よく観察すると膝だけではなく、スネにも毛が生えていて、確かに転倒直後スネの中央まで皮下出血が広がっていて、日々の経過と共に紫から黄色へと変化していってました。
なのでこの部分も悪い状態と言うことになります。
打撲後2ヶ月経過から3ヶ月
ようやくスキニージーンズが履けるようになりました。
しかし、曲げ伸ばしには違和感が有りました。
ヒールは履けません。履くと膝が痛いです。
時々、ふと床に膝をついてしまう時があったのですが、飛び上がるほど痛みが走りました。
走れますが、後に痛みだしましたので、極力走らないように生活をしていました。
膝に生えた毛はこの頃、かなり長く伸びていました。
打撲後3ヶ月経過から4ヶ月
ようやく膝の曲げ伸ばしが、全く違和感なく問題ななくできるようになりました。
走ることもできますが、まだこの頃も緊急時意外は走りませんでした。
内出血は気にならなくなりました。
しかし、膝をつくとまだまだ飛び上がるほど痛いです。
まだまだ完治していませんから、膝の毛は伸び続けています。
打撲後4ヶ月経過から5、6ヶ月
この辺りになると特に膝が気になることもなくなり6ヶ月後には、かなり高めのヒールが痛みなく履けるように。
正座もできるようになりました。
ここで、どうしても膝を出さなければならない出来事があり、泣く泣く生えていた毛を剃ってしまいました。
できれば、どうなるのか見届けたかったです。無念。
打撲後6ヶ月経過から8ヶ月
床に膝を着いても大丈夫ですが、極力負担をかけない為にもその体勢にならないようにしています。
脚を組む事は出来ますが、打撲したほうの脚を下に長時間組んでいると痛くなります。
治っているようで実はまだ完治はしていないと言う事でしょう。
脚は体の歪みの原因になりますので、組まないに越したことはないですね。
走っても平気になりました。
8ヶ月経つとほぼ元通りと言った治り具合になります。
6ヶ月経過あたりに膝に生えていた守りの毛を剃ってしまいましたが、それからは再び生えてくる事はないです。
毛の便りが無いと言う事は、怪我の修復も終了したと言う事なんでしょう。
打撲により普段毛のない所に毛が生えてくる現象は初めてだったので、人間の身体の不思議を実感しました。
あとがき
これを読まれている方は、おそらく打撲してしまった方だと思いますが、1つお伝えしたい事があります。
それは、打撲の後は無理しないようにして下さいと言う事です。
後々、歳を重ねる度に響いてきて、冬場に古傷が痛みだします。
私は右膝を強打するのは、実は人生で3回目なんです。
1回目も自転車で転倒し、膝から着地してしまい、その時は靭帯を断裂してしまいました。
2回目は階段から落ちて膝を強打しました。非常にどんくさいですね。
1回目が1番ひどく、一気に腫れ上がり水が溜まったので、通院し水を抜きました。
この時も完治にはかなり時間がかかりました。
この時、先生にくれぐれも無理をしないでと言われました。
「年いったときに痛みが出るよ」と忠告されました。
しかし、この時も今現在も打撲後は安静にする事なく、自転車を漕いだり歩いたりと膝に負担をかけまくっています。
できれば、安静にしていたかったのですが、働かねばならなかったり、家事や育児をしなければならなかったりで安静にはできませんでした。
ですので、今現在50歳前ですが無理をしてきた代償で、すでに冬場は膝に痛みが出るようになっています。
もっと高齢になった時、本格的に膝に痛みが出るだろうなと覚悟をしています。
今から出来ることは筋肉をつけることかなと考えています。
ですので、打撲してしまった方は、出来るだけ無理をせず穏やかに治すことを心がける事をおすすめします。
後悔先にたたずなので。
おゲガされている方はお大事になさって下さい。
1日も早く治りますように。