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仕事を覚えるときに意識することや大切なこと~実体験からの学び

仕事仲間

仕事を覚えるとき、できることならイチ早く自分のモノにしたいですよね。新しく仕事を始めるときは、いくつになっても期待と不安が入り混じりドキドキします。

私は30年間様々な仕事を経て、教える側と教えられる側の両方をいく度となく経験してきました。

世の中にある仕事は多種多様で、一日で覚えることが出来たり、中にはとても複雑で半年くらい掛かるものもありました。

しかし、どんな仕事も覚えるときに意識することや大切なことは同じです。

その経験の中で身をもって感じたことを、お伝えしていきたいと思います。

仕事を覚えるときに意識することや大切なこと~実体験からの学び

書類を前に悩む男性

まずどんなことを意識したり、大切にすればいいのかをあげてみます。

  • 覚えるときは意識的に集中して聞く
  • 積極的にメモをとりイメージトレーニングする
  • わからないことをそのままにしない
  • 失敗したときはごまかさず素直にあやまる
  • 嘘をついたり言い訳しない
  • 人のせいにしない
  • 愚痴を吐かない
  • 謙虚さと素直さをもつ
  • 一生懸命で前向きな気持ち

では順を追って見ていきましょう。

仕事を覚えるときは意識的に集中して聞く

集中して聞いている女性

当たり前のことなんですが、覚える時はヨソ見をしたり上の空にならず、意識的に集中して耳を傾けましょう。

やる気がない人は目の奥に生気がなく、言葉も頭に入らない状態なのが、教える側に伝わってしまいます。

ですので、頑張って集中しましょう。

積極的にメモをとりイメージトレーニングする

メモを取る手

マニュアルが用意されている場合は、理解できないところは補足しながら、しっかりと書き足していきます。

マニュアルがなく口頭のみの場合は、メモをとれる環境であれば積極的にメモをとり、聞き取れなかった場合その場できちんと理解できるよう再度質問しましょう。

一日の仕事が終われば、メモしたことをまとめて整理し、おさらいをしてイメージトレーニングをします。

イメージトレーニングをして、仕事の手順を頭にしみこませることで、仕事中に次にすることが浮かんできて、自分も落ち着いて仕事に望めます。

仕事でわからないことをそのままにしない

聞く

わからないところがあれば、質問してクリアにしておくことが大切です。わからないまま次の工程に進んでも、中途半端になり失敗につながります。

しかし、なかなか聞く勇気が出ないことがあります。2回も3回も聞いたら怒られるんじゃないだろか?2回聞くと機嫌が悪くなるから聞くのが嫌だな…と躊躇し、不安ながらも聞かずにことを進めてしまうと、かなりの確率で失敗します。

分かっていて失敗したのか、わからないまま進めて失敗してしまったのかは、教えている側にはわかる場合が多いです。

そして失敗すると、気持ちが沈んでいくことにもなります。

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」と言うことわざがあるように、それは「わからないことを聞いても、その一瞬恥じるだけで、聞かないで一生知らぬまま過ごすことのほうがもっと恥ずかしい」という意味で、 知らないことは素直に聞いて学ぶべきという教えになります。

本当にそのとおりだと思います。しかし、「聞かぬは一生の恥」で仕事は済まないので、わからない所をそのままにせず、ことわざを思い出し素直に勇気を出して聞いてみましょう。

しかし、それが同じことを何度も聞くとなると話は違ってきますので、2回目に聞くときに理解できるように伝授してもらいましょう。

失敗したときはごまかさず素直にあやまる

あやまる

人間は失敗した時に、その人の本質があらわになります。よろしくない例であげますと「言い訳をしたり、ふてくされたり、泣いたり、逆ギレしたり、人のせいにしたり、落ち込みまくったり、その場しのぎにあやまったり、突如帰ったり」と色々なパターンが存在します。

これらは全て、後にも先にも自分にとってマイナスにしかなりませんので、明らかに自分のミスであれば認めて謝りましょう。

失敗と一言にいっても、自分だけが巻き起こしたわけではないこともあり、それを訴えかけずにはいられない事もあります。

分かってもらえないと虚しさや、やるせなさが込み上げることになり、気持ちが沈みかねません。そんな時は落ち着いて事情を説明して解決しましょう。

嘘をついたり言い訳をしない

不安げな女性

仕事をしていて、合っているのか不安なまま確認をせず進めてしまい、後に業務に悪影響を及ぼし、そのことを問いただされたとしても、嘘をついたり言い訳をせず、素直に認めてあやまり、次回から必ず勇気を出し確認をして進めるようにしましょう。

新人時代はとにもかくにも「素直」が一番の武器だと思います。

人のせいにしない

明らかに誰かからの指示が間違っていて失敗した場合は、自分は悪くないですが、「ちょっとおかしいな…。」と思いつつも、しっかり確認せず遂行して失敗してしまった場合、自分の確認不足という事もあります。

ですので、むやみに人のせいにしてしまっては、自分の成長も止めてしまいますので、まずは何がいけなかったのかを考え理解し、同じことを繰り返さないように努力しましょう。

愚痴を吐かない

愚痴を言う女性

仕事中は愚痴を吐かないことも大切です。「つら~」「こんなのやってられない」「えーっめんどくさい」「もぅいやっ」などなど。わかります。きっとわめき散らしたい日もあるでしょう。

しかし、その仕事をひたむきに頑張っている人がいます。その人の前ではなく、愚痴はお家に持って帰って思いきり存分に吐き出しましょう。

そしてリセットして、また仕事と向き合いましょう。

謙虚さと素直さを大切にする

笑顔の女性

教授してくれている相手に対し、謙虚さと素直さを忘れなければ、そう言った姿勢は教える側に伝わり、覚えが悪く取り残されそうになっていたとしても、足並みを揃えてくれたりもします。

謙虚さと素直さは、教える側をそういう気持ちにさせてくれます。 

一生懸命で前向きな気持ちでのぞむ

一生懸命働く女性

一生懸命で前向きな気持ちを持っていると、仕事を通してそれは確実に伝わります。

そういった姿勢で仕事と向き合っていれば、万が一誰かに失敗を押し付けられたとしても、この人がやったのではないと周りはわかってくれます。

仕事を覚えるときに出くわす思いがけないこと

仕事を覚え始めて、教える側から思わぬ戸惑いを受けることがあります。

その辺りについて2点お伝えします。

仕事を教える側が複数人の場合

複数人の人

教える側の人間が複数いる場合、相手によってやり方が違う場合があり戸惑うこともあります。

そういう場合、どの手法が正しいのかをハッキリさせておかないと、頭が混乱してきますので、そんな時はハッキリと「どちらが正しい」のか、もしくはどちらも正しい場合は、「自分にはどちらのやり方が向いているのか」のアドバイスをもらいましょう。

仕事を教える事が苦手な人もいる

苦手がる女性

覚えるのが苦手な人がいるように、教える事が苦手な人もいます。

何を言っているのか全くさっぱり理解できなければ、教え方にも問題があるかもしれませんので、わからない所をしっかり伝えて、一つ一つじっくり身に着けていきましょう。

教える側・覚える側両人において、大切なことはその人の立場に立ち、物事を考えられるかどうかということになります。

何に関してもそうですよね。相手を思いやる気持ちがあり、受け側もその気持ちを温かく受け止めることができれば、大抵の物事はうまく回って行きます。

しかし全ての人間がそうであるとは限りません。

例えば、人員に余裕のある職場であれば、教える側の心にも余裕があり、覚える側の立場に意識的に立つことができますが、そうでない場合は焦りや余裕の無さから、イライラして周りが見えていない場合もあります。すると覚える側は「何故この人は、こんなに冷たいの?」と感じることになります。

そして、教えてもらう人が怖かったり不親切だったら、仕事を覚える前にそこに行くこと自体が嫌になってしまいますよね。

しかし、ここで相手の立場に立ち考えてみて、そうなる背景を知る事で納得を得られて、自分を落ち着かせることができる場合もあります。

様々な人と接し、そう言ったことを繰り返しながら、大人は切磋琢磨し成長していくのだと思います。

まとめ

爽やかな笑顔の女性

いかがでしたでしょうか。これから仕事を覚えるにあたり、何か参考になることがあればと思います。

上記に書いた「意識することや大切なこと」の中で、一番大切なことは「一生懸命で前向きな気持ち」と「謙虚さと素直さ」だと感じています。

「一生懸命で前向きな気持ち」は自分に対して持つ気持ちで、「謙虚さと素直さ」は第三者に対して持つ気持ちになりますので、まとめれば「自分を大切にし真っ直ぐ前に進む中で、相手を敬い信じる気持ちを持つ」という事になります。

そういった気持ちや態度は、ストレートに相手に伝わり、物事がスムーズに進むことが多いです。

そんなのなかなか難しい!と感じたとしても意識的に行うことで、いつしかそれは自然に身に付き、自分の中で当たり前の事に変えていくことも出来ます。

その気持ちは仕事を教えてもらう時だけではなく、ずっと持ち続けることもまた大切なことでありますし、私自身もおごり高ぶることなく「初心忘るべからず」で、上記のことに関して、忘れずに生きていたいと思っています。

では、新しい仕事にチャレンジする時、上記のような様々なシーンに出くわしたなら、あのブログに「こんなこと書いてたなぁ~。」と思い出してもらえて、少しでも解決策のきっかけになれば幸いです。