すぐにネガティブになってしまう…。
心が強くなりたい…。
どうすればいいんだろう。
人は生きていれば誰でも一度は問題や壁にぶつかり、下を向いてしまうことがあります。
そんなとき、「心強く、前を向かなきゃ。」とわかっていても、そう簡単にいかないときもありますよね。
私は半世紀近く生きていますが、その過程で様々な問題や困難に出会ってきました。いや…今も出会っていますし、この先も出会うでしょう。
受験の失敗、病気、浮気、借金、破産、離婚、シングルマザー、仕事、介護問題などなど。
しかし、数々の困難や理不尽な思いに出会っても、「自分に負けない気持ち」を持ち、心に『強さの層』を積み重ねることで、時間はかかっても一つ一つ確実に乗り越えることができています。
そこで本記事では、私が試行錯誤して身につけた「心を強くする方法」についてお伝えしていきます。
「自分に負けない気持ち」…その気持ちがあれば、人生経験を積むことで、きっと心は強くなっていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
心を強くする方法は『強さの層』を重ねる!【自分に負けない気持ちを手に入れる】
心を強くするには『強さの層』を重ねることが必要です。
それには下記が有効です。
- 心に『強さの層』をイメージする
- 心に強さの証を感じる
- 強さの層を高くし視野を広げる
- 強さの価値を誇りに思う
ひとつずつ解説していきます。
心に『強さの層』をイメージする
人生には避けては通れない「苦しみ、悲しみ、辛さ…そして絶望」の壁に直面することが多々あります。
できればそんな壁にはぶつかりたくないですよね…。
しかし、そんなときこそが、心を強くするチャンスであることも何気にはわかっていても、イマイチ前向きになれなかったりしますよね。
そこで、前向きになるために、困難を乗り越えるときには、「心の中に『強さの層』が重なり、作り出されること」をイメージしてみてください。
そうすれば、始めは薄っぺらい層も、困難を乗り越え続けることで『強さの層』が積み重なり、高く厚みが増すことで心が強くなっていくことを実感できます。
万が一、乗り越えたくてもどうにもならない困難に出会い、「もうだめだぁ…。」と思うことがあったとしても、それを経験し悩んでいる時間は宝物です。
立派に心の強さの層の一部となっていきます。『強さの層』を積み重ねることをイメージしていれば、「人生に無駄はない!」そう思えてきます。
心に強さの証を感じる
どうにもならないほどの困難に出会ってしまい、積み重ねた『強さの層』が崩れ落ちたとしても、そこには剥き出しになった『地層』が現れます。
それは紛れもない積み重ねてきた層の『強さの証』です。
破壊されたとしても、自分の心に『強さの証』を感じ、「この目の前の問題を乗り越え、強さの層を更に高く強くしてやる!」と自分に負けない気持ちを感じたなら、あなたは困難に打ち勝てるはずです。
そこには「あきらめない自分」が確立しているはずですから。
強さの層を高くし視野を広げる
なにかに悩んでいるときは、どうしても問題点に意識が集中し視野が狭くなり、そこから抜け出すことに時間がかかってしまいます。
そこで『強さの層』を、高く重ねることが重要になります。
なぜなら、高くなればなるほど見渡す景色が広がり、広い視野で物事を見れるようになるからです。
『強さの層』には経験がつまっているので、困難に対し過去の学びから、あらたな考えをみいだすこともできます。
ですので、困難に出会ったとしても恐れずに立ち向かい、広い視野を手に入れましょう。
強さの価値を誇りに思う
世の中が便利になり、何でも手に入るようになったとしても、「心の強さ」を簡単に手に入れることはできません。
便利な世の中にも解決できないほど、生身の人間の心は常に繊細で壊れやすいです。
ですので「心の強さ」は生きていく上で、重要な要素になります。
だからこそ「困難に打ち勝ち手に入れた強さ」には、猛烈な価値が生まれます。
繊細な心の中に丁寧に作り上げられた『強さの層』には、苦労を乗り越えてきたことで「人の痛みも理解できる優しさ」も重なっていきます。
それは世界中どこを探しても同じものは絶対にない、あなただけの強さですから、誇りに思うことでその強さを常に心に持ち続けてください。
自分に負けない気持ちを手に入れる
上記でのべた『強さの層』を重ねることは、同時に「自分に負けない気持ち」も手に入れることになります。
向かってきた困難を“ただの困難”で終わらせてはもったいない!ぐらいの心意気になります。
人に心をかき乱されたり、事が思うように進まなかったり、理不尽なできごとで怒りの矛先がわからなくなったり…その目の前にある困難と向き合うのは、他の誰でもない自分の心ですよね。
ここで、「自分に負けない気持ち」を手に入れていれば、困難への向き合い方も「敵は困難ではなく自分に負けることだ」と視点を変えることもでき、前向きになれるはずです。
あきらめず立ち向かう気持ちは、困難を回避すべく試行錯誤し工夫を凝らします。そう繰り返すことで、解決能力も徐々に身についていきます。
だからこそ恐れずに自分の心に負けることなく、「ピンチをチャンスに変えるんだ!」と言う気持ちで、ピンチが到来した時には、あなただけのあなたらしい強さと優しさを手に入れてください。
自分に負けても意味がある
「ピンチをチャンスに変えるんだ!」と言いましたが、ときにはあきらめてしまうこともありますよね。
「あきらめたとき、試合終了だ!」とよく言われますが、生きていれば何度だってやり直せます。
あきらめた悔しさや後悔があるからこそ、喜びや達成感を感じ成長ができるのですから、全てのことに無駄も終了もないです。
「あきらめたとしても、必ずそこから学べ!」です。それがわかっていて、『強さの層』が重なれば大丈夫!そう信じて、苦難に立ち向かいましょう。
あとがき
自分の経験に基づき、心を強くする方法についてお伝えしてきましたが、私は実際に心に『強さの層』を積み重ねることで、「自分に負けない気持ち」を身につけてきました。
しかし、始めからそう簡単に強くはなれませんでしたし、始めはそんな考え自体ありませんでした。
この考えに辿り着いたのは、別れた夫の借金と不倫が原因の離婚がきっかけでした。
身も心もめちゃくちゃになり、生きる意味さえ見失い、血が出るほど何度もコブシで床をたたき、その痛みからふと我に返りました。
そして、「自分は何に負けそうになっているのか…もしかしたらこの自分じゃないか…。だったら負けちゃダメじゃない!自分を生きれるのは自分しかいないんだから!」
そう思い、考え方をあらためてみました。そして、『強さの層』を作り上げたのです。
強さの層と言えば聞こえは良いですが、発想は、「お店のポイントカード」からです。(笑)
貯めて喜びやヤル気に変えていってしまえ!と言うことです。
あなたも『強さの層』を積み重ねて、困難や苦難に出会っても、「タダでは起き上がらないぞ!」と、めちゃくちゃ強くなってくださいね。(^-^)