お出かけ前に選んだシャツにシワを発見した時、衣類をハンガーにかけたまま、サッとシワを伸ばすことができたら便利ですよね。
前々から気になっていた、ハンディタイプのスチームアイロンを購入したので、レビューしたいと思います!
ハンガーにかけたままアイロンでシワは伸ばせるの⁉
購入したのは「ティファールトゥイニージェットスチーム」です。ハンガーでお手軽にも、もちろん普通のアイロンとしても使えます。
こちらは本体の重さが650gの小型のアイロンになります。ここにスチームのための水を注ぐと700gになります。
これ以上重くなると、アイロンを上下させることに腕が疲れてしまいますので、女性の場合は腕力的にこれぐらいがベストかなと思います。
ハンガーにかけたまま、三枚アイロンをかけて腕が鍛えられました。
コードレスではない為、近くに電源が必要です。(コードの長さは3m)
では簡単に使い方の説明をしておきます。
ティファールトゥイニージェットスチームの使い方
アイロン面は女性の手のひらくらいでコンパクトです。
持ち手の内側についているボタンを押せば、スチームが出ます。押し続けるのではなく、ワンプッシュします。このワンプッシュの出方が気持ちよくスカッとします。
連続使用すると水が垂れてしまう恐れがある為、ワンプッシュしたら4秒間隔を開けなければなりません。
持ち手部分の表面側に、操作のスイッチがついています。
1番上のダイヤル・・・温度調整
2番目のボタン・・・・水タンク取り外しボタン
3番目のランプ・・・・サーモスタットランプ(かけ面の温度が適温になれば消灯する)
水タンクを外し、中に水を入れてアイロンにセットします。
スタンドを立て、サーモスタットランプが消えるのを待ちます。
サーモスタットランプが消えたら、使用開始です。
スチームのボタンを押すと、ブシュッ!!と音がしてスチームが噴射されます。顔面に向けないようご注意下さい。
服をかけるハンガーは、ツルツルした物ではなく、ずり落ちないゴム系の物を使用した方がいいです。ズルズルずれるとウーーー!イラっとしますので。
アイロンをかける際の注意
衣類の種類によりダイヤルの目盛りを「低音・中温・高温」と分けなければならな為、いろんな種類の衣類がある場合は、アイロンがけの前に、低温に適した布地から、高温のものへと順番に衣類を分けておくと、能率的にかけることができます。
念のため衣類の目立たない所で試しがけをする。
アイロンをかける際は衣類に表示されている絵表示に従って使用する。
◆絵表示がない場合の使用できる目安
スチームのみで使える衣類(かけ面を衣類から離して使用)・・・ベルベット、ウール、カシミヤ、シルク、アクリル、ナイロン
かけ面を衣類に当てて使用できる衣類・・麻綿、レーヨン、ポリエステル
使用できない衣類・・・合成(人工)、皮革
付属品
計量カップ・ブラシ・アタッチメント・袋
こちらのアタッチメントをつけて使用すると、衣類についた糸くずや綿ホコリ、毛髪などを取り除く事が出来ます。
コートに重宝します。コートは簡単に洗濯できないので、スチームで消臭!アタッチメントでホコリとり!ができるのは嬉しいです。
アタッチメントの取り外しは、アイロン面が冷めている時に行います。
ハンガーにかけたままアイロン実録レビュー
存分にシワを与えた衣類に使用してみました!
ここまでシワシワですと、スチームを噴射しただけではシワは伸びませんでした。
では、シャツの裾を持ち引っ張り伸ばしながら、アイロンをかけてみます。一秒間に3㎝スライドさせ、アイロンをかけた結果を見ていきましょう。
手持ちの衣類が似たような素材しかなく、大差のない結果となってしまいましたが、それでもシワの伸び方には若干の違いがありました。
写真左がシワあり・右がアイロン後です。
素材:ポリエステル100%・・・シワは断トツに伸びやすく、一度でシワが伸びた。
素材:ポリエステル97%+ポリウレタン3%・・・シワはスムーズに伸びるが、ピシッ!までは伸びない。ツルツルハンガーでかけてみましたが、落ちまくりました。
素材:ポリエステル50%+レーヨン50%・・・こちらはなかなか伸びず、2回かけなおしてシワが伸びました。
脇の部分は生地を伸ばしながら、何とかかけることができますが、襟・袖口はハンガーにかけたままでは、全く安定感がないので無理でした。
しかし、アイロンミトンと言う、ハンガーにかけたままアイロンをかけるための小物が発売されていますので、しっかりかけたい人は活用しましょう。
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ちなみに取り扱い説明書によると、素材で「麻」は少し時間かかるとの事です。
メリット
ちょっとしたシワならアイロン台いらずで伸ばすことができる。
スチームで消臭ができる。
コンパクトなので、アイロンとして使う時は小回りが利く。
デメリット
ハンガーにかけたままは、下の方がかけづらい。
アイロンとして使う時は、男性用のワイシャツなどの広い面には時間がかかる。
近くにコンセントが必要。
まとめ
トゥイニージェットスチームに関しては「がっつりアイロンをかけたい人」には不向きですが、「シャツのちょっとしたシワを伸ばしたい人」には、ばっちり使い勝手の良いアイロンだと思います。ですので…
一人暮らしの人
高校生くらいのお子様が自分でアイロンをしたい場合
たまにしかアイロンがけをしない人
シャツのシワが、ある程度取れればいい人
と言った人とは相性が良いと思います。
「シワが伸びない」と言う口コミを見かけますが、普段アイロン台を使ってかける時は、自分の体重をある程度のせることで、しっかりアイロンをかけることができますが、ハンガーにかけている場合、後ろに支えるものが何もない為、コツが必要になります。
ハンガーにかけたまま使用する場合は、1秒間に3cmくらいずつ、ゆっくりスライドさせ伸ばしていけば綺麗にシワは伸びてくれます。
しかしあまりにもゆっくり過ぎると、変色や焦げの原因になりますので、コツを見極めてかけることが時短への近道となりますので、当たり前にはなりますが「洗濯で干す時点で、ある程度シワを伸ばしておいて使用する。」がベストとなります。