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湯シャン3ヶ月経過!髪と頭皮の変化について【周りの反応は⁉】

湯シャンを始めて、3ヶ月が経過したので『頭皮や髪の変化』について、赤裸々に語っていきたいと思います。

湯シャンを始めたのは、抜け毛の悩みがきっかけでした。

本記事では抜け毛の変化をはじめ、かゆみや臭い、フケはどうなのか?そしてメリットデ・メリットついて解説していきますので、これから湯シャンを始めようか悩んでいる人の参考になれば幸いです。

湯シャン3ヶ月経過!髪と頭皮の変化について

湯シャンの髪

湯シャン3ヶ月目の変化をお伝えしていきますが、頭皮環境については『生活習慣や体質』により、人それぞれ違いがありますので、あくまで一個人の変化であることをご了承ください。

私は持病があるため、食や運動には気をくばっていて、普段の食生活は野菜は多めで加工食品はほぼ食べません。運動に関してはよく歩くよう心がけています。

では、まず湯シャンを始めたきっかけからお話していきます。

湯シャンを始めたきっかけ

湯シャンを始めたきっかけは、『抜け毛』の悩みからでした…。

抜け毛の量が増え始めてから半年以上治まることがなく、シャンプーのたびに排水口が抜け毛で真っ黒になり、徐々に前髪の生え際や頭頂部が薄くなってきたんです。

抜け毛が増えたことの原因には、ひとつ思い当たることがあり、それは「シャンプーを変えたこと」です。

何年も前から、抜け毛に対する悩みは続いていて、以前からシャンプーに関しては「頭皮になるべく悪影響な成分の含まれていないもの」を選んでいました。

しかし、抜け毛も落ち着いていたので、配合成分にこだわることをやめ、低価格のシャンプーに変更していたんです。

すると、しばらくして抜け毛の量が増え始め、シャンプー2/3くらい使った頃には、洗髪だけで70本くらい抜け毛があり、ブラッシングで30本、ドライヤー時にもパラパラ抜け、前髪は後退し頭頂部の分け目が明らかに広がってしまいました。

このとき頭皮に多少のかゆみを感じていて、ニキビのような出来物がポツポツできていました。

しかし、過去に何度か抜け毛が続いた経験があり、いつも1~2ヵ月ほどで治まっていたので、今回も治まるだろうと思っていたのですが、まったく治まる気配がなく半年以上続いたと思います。ハラハラと桜の花びらが散るかのように抜け落ちていきました。

そこで、また配合成分にこだわっだシャンプーに切り替えたところ、しばらくすると抜け毛が治まるように。

これはタイミング的なことなのか…シャンプーのおかげなのかは定かではないのですが、シャンプーを変えてから洗いあがりが全く違っていてサッパリ爽快で、かゆみはほぼ治まっていました。

そのとき、「シャンプーってめちゃ頭皮に悪いんじゃない?」と思い、ネットでシャンプーや抜け毛について調べているときに、『湯シャン』にたどりついたんです。

湯シャンしている人の髪が、フサフサしていてキレイだったことに説得力を感じたこともあり、私はいきなり脱シャンプーをして湯シャンに切り替えました。

季節は冬、12月の開始でした。

これが湯シャンを始めたきっかけになります。

では、湯シャンのやり方のついて解説していきます。

湯シャンのやり方

丁寧にブラッシング

湯シャン前の乾いた髪を、丁寧にブラッシングして、しっかりホコリやフケを浮かせます。この工程がけっこう大切です。

そして、お湯で洗っていくのですが、温度は38度くらいにして、私は頭頂部からシャワーをかけるのではなく、頭を下げて首の方から頭頂部に向かいお湯をかけ、お湯の流れにしたがい優しく頭皮をマッサージするように洗っていきます。

頭頂部からお湯をかけてもいいのですが、私はだんぜん頭を下げた方が、髪の指通りやお湯の行き渡りがよく洗いやすさを感じます。

3分ほどかけて、まんべんなく洗ったら終了。脂っぽく感じるときは5分くらい洗います。

髪が長くてギシギシして指が通らない場合は、ある程度ホコリを洗い流したら、リンスをつけて指通りをよくすれば洗いやすくなります。

しかし、このとき頭皮にリンスがつくと毛穴をつまらせたり炎症の原因になるので、なるべくつかないようにします。

洗い終えたら、優しくタオルで髪を挟み、おさえるようにして水分をとります。

ドライヤーで乾かす

その後、すみやかに髪をドライヤーで完全に乾かします。

濡れたままにしていると、雑菌が増殖して痒みや抜け毛の原因になってしまいます。

以上が湯シャンのやり方になります。では、次は変化したことについて解説していきます。

髪の変化

髪の変化

湯シャンは髪に様々な変化をもたらしました。

抜け毛や生えてきた髪、寝癖などについて解説していきます。

抜け毛

抜け毛

抜け毛は湯シャンを始めて一週間ほどで激減して、日を追うごとに抜ける量が少なくなり、3ヶ月経った今では抜け毛全盛期の1/10程度に減りました。

上記写真は左が湯シャン開始前なんですが、分け目がだいぶ広がってきて髪もペッタンコになっていました。

左は湯シャン開始3か月後で、かなり毛が増えましたので、広がっていた分け目が狭まってきています。

短い毛がいっぱい生えてきているので、ツンツンと真上に伸びていて、おさまりがつかず見栄えがなんとも悪い状態ですが、伸びてきたら落ち着くと思われます。

なにより、たくさんのツンツンした毛が嬉しいです!

髪のボリューム

湯シャン前の髪はボリュームがなく、ペッタンコで貼り付け海苔のようになっていましたが、湯シャンを始めて3ヶ月目辺りから、ボリュームを感じるようになりました。

ボリュームに気がついたきっかけは、ブラシで塗るタイプのワンポイント白髪隠しを使用しているのですが、頭頂部に塗るときにいつもは地肌にまでブラシが達していたのですが、髪に厚みが出ているため、ブラシを当てるとふわっと跳ね返りがあり、頭皮までブラシが入らなくなっていたんです。

この感覚は初めてで、髪が増えていることを確信しました。

そして、髪自体にツヤとハリが出てきて根本が立ち上がるようになり、ボリュームが出てきました。

寝癖

寝ぐせの変化

写真の左が夜のドライヤー後で、右が翌朝です。

私はクセ毛で湯シャンを始める前は、ドライヤーで乾かして寝たとしても、朝になると寝癖がつき髪がうねって爆発していました。

ナノケアのドライヤーに変えてから、だいぶおさまりが良くなっていたのですが、湯シャンに変えてからは、さらにおさまりが良くなり、朝には寝ぐせもほぼつかず、しっとりとまとまる髪になりました。

クシでとかすだけでまとまるので、結べばセット完了するようになり、朝の支度が劇的に時短になりました。

白髪

白髪

白髪については、変化なしです。

湯シャンに変えたからと言って、白髪が減ったと言うことはありません。

白髪にはヘアカラートリートメントを使用しているので、シャンプーをしない分、色持ちが良くなりました。

頭皮の変化

頭皮の変化に関しては、以前はニキビのようなポツッとした吹き出物が数か所に出ていたのと、首にも痒みがあったのですが、湯シャンにしてから一気に解決しました。シャンプー剤が残って炎症を起こしていたのかもしれません。

そして、よく知らぬ間に頭をかいていたのですが、湯シャンにしてからその仕草がすっかりなくなっています。

あと、頭皮が頑丈になったと感じる出来事もありました。それは頭皮に刺激を感じるブラシがあったのですが、今はそのブラシを使っても刺激を感じることがなくなっていて、むしろ「気持ちいい」と感じるようになったので、頭皮が健康になったような感覚があります。

それと、以前は頭皮の色が赤味をおびていたのですが、赤味がなくなってきました。

以前は美容室で「頭皮が赤いね、日焼け?」と言われることがあったので、マッサージしながらの湯シャンで血行が良くなったことと、シャンプーの刺激がなくなったことが理由だと思われます。

フケ

フケ

湯シャンに変えて唯一の困ったことが『フケ』でした。

私はもともと全身乾燥肌ですが、フケが出ると言うことはありませんでした。

湯シャン開始直後はフケの存在を確認できなかったのですが、1ヶ月目くらいからフケが気になるようになり、ドライヤー後には机にフケが落ちていて、けっこう立派目のフケが頭皮全体から出てきました。

まるで悪いものが剥がれ落ちるかのように、ポロポロハラハラと落ちてくるので、髪を毎日縛って過ごしていました。

2ヶ月目もフケは続き、大き目なフケから細かいフケになってきていて、3ヶ月目も治まりませんでした。

枕カバーはフケを確認できる茶色に変えました。すると起床時、フケがパラパラとついているのですが、日々量が減りつつあるので、洗い方やお湯の温度を変えたりしながらフケと格闘していますが、3ヶ月目の終わりにお湯の温度を2度下げ、洗髪回数を2日に1回のところを、毎日洗髪するようにしたらフケが一気に治まっています。

頭皮環境のデリケートさを痛感しています。

この先も、季節が変れば皮膚の乾燥具合にも変化が現われるので、フケ観察を続けていきます。

フケの観察の経過

経 過 日 数 フ ケ 状 態 湯シャン回数
直後 気にならない 2日に1回
4週目 普通のフケ 2日に1回
5週目 大きめのフケ 2日に1回
6~11週目 とても細かいフケ 2日に1回
12週目以降 フケが止まる 毎日

かゆみ

かゆみ

湯シャンに変えたことで「痒みが出た」ということはないです。

むしろ、痒みが治まりました。

ニオイやベタつき

一番気になるところがニオイでしたが、湯シャンにしてからは2日洗わなくても、気になるほどの悪臭は漂いません。

以前は、夕方になるとベタつき始め、頭皮を触って臭うと独特な油臭がして、2日洗わないでいると髪の根っこがベタベタしてかなり臭いがありました。

なので、洗わなければ絶対に人の側には近寄れませんでした。

しかし、湯シャンにしてからは、シャンプーしていたときの2日放置と臭いが違っています。

シャンプーしていたときの放置2日目は獣のような臭いで、頭を動かすと自分でも臭いを感じましたが、湯シャン放置2日目はサラダ油のような臭いと言いますか、頭を動かしても臭いがわかりません。

ベタつきに関しては、ドロドロ感がなくサラッとした皮脂なので、2日洗わなくても髪の見た目に変りはなく、さらに3日洗わなくても、かゆみも出なければ悪臭も漂わないです。

ちなみに湯シャン翌日は無臭です。

湯シャンのメリットデメリット

湯シャンのメリットとデメリットについてまとめてみました。

メリットが大きい!

メリット

  • シャンプー代がいらない

  • 頭皮が元気になる

  • 髪にハリツヤが出る

  • 抜け毛が減る

  • ヘアカラートリートメントが長持ちする

デメリット

  • フケがでる

  • 洗髪時ギシギシする

  • サラサラ髪にはならない

湯シャンに対する周りの反応

湯シャンを始めたことで、「周りが知った時の反応」も気になることのひとつだと思います。

まだまだ『湯シャン』は世の中に浸透していないので、「汚い!不潔だ!」と言うイメージを持たれがちです。確かに自分も湯シャンを始める前は、そんな偏見を多少抱いていました。

そしていざ自分が湯シャンを始めたわけですが、雑談中、「なんのシャンプー使ってる?」と言う話になり、「シャンプーをしていない」とカミングアウトすると、聞いた相手は一瞬にして「⁉(゚д゚)!」と、おどろき、眉間にしわを寄せ『不快さ』を示します。

そして第一声が「どういうこと?ウソ!なんで⁉ホントに⁇」と、珍しいものを見るように、髪をジロジロ見ては真っ向から疑いにかかってきます。

それは私の髪が毎日ベタベタしているわけでもないので、聞いた人はみな「マジで⁉シャンプーって必要ないの⁉」と『湯シャン』に興味を抱いてくれます。

しかし、この地点で臭っていたり髪がベタベタしていると、不快感を植え付けてしまうことになると思うので、『湯シャン』をされる場合は、そこがクリアにならないと、他人には受け入れられ難いかなと感じました。

しかし、そもそもシャンプーの歴史はまだまだ浅く、『毎日シャンプー』が根付いたのは最近のことなので…次章ではその辺りについて解説していきます。

洗髪頻度の移り変わり

現代では毎日洗髪することが当然になっていますが、さかのぼること70年ほど前までの洗髪頻度は平均月1~2回で、今よりグンと少なかったんです。

家に風呂が普及したことや瞬間湯沸かし器の登場で、洗髪が手軽になり頻度が増し様々なシャンプーも登場することに。

洗髪頻度に関しては…

  • 昭和30年代・・5日に1回
  • 1980年代・・週2~3回
  • 1990年代半ば・・ほぼ毎日

こう見ると、毎日シャンプーの歴史はまだまだ浅いです。

そもそも昔はシャンプー自体もなければ、洗髪頻度も少なかったわけで、昭和初期のころの写真を見るとみんな黒々としたツヤ髪なので、シャンプーによる強い洗浄成分による傷みもなかったのでしょうね。

長い歴史から見ても、このように短期間で『毎日シャンプーが当たり前』になったことに驚きです。

ですので、脱シャンプーとまではいかなくとも、頭皮に優しいシャンプーを選ぶことは、未来の髪のためにも重要なことになってくるでしょう。

あとがき

『湯シャン』とは、今と昔の良いとこどりの、「毎日お湯で頭皮と髪を優しく洗える方法」だと感じています。

もし湯シャンを始めようと思ったのであれば、いきなりやめるのではなく、週に1,2回から試してみて徐々に脱シャンプーを確立することをおすすめします。

生活習慣や食生活により、頭皮環境も違うため出てくる皮脂の量も質も違ってきます。お肉を好んだ食生活の場合、頭皮の皮脂量も多くなりますし、日常生活で汗をかく量が多い場合もあると思います。

その辺りは人それぞれなので、いきなり湯シャンを始めると、ベタついたり臭ったりフケが大量発生したりするかもしれませんので、様子を見ながらのチャレンジがベストではないかと感じます。

では、この先も湯シャンを続けて行きますので、また3ヶ月後に結果報告をします。