真冬の暖房アイテムといえば「エアコン、床暖房、電気カーペット、ガス・石油・電気ストーブ、デロンギ、こたつ」など、様々な種類がありますが、冷えた空気を温めるにはパワーがいるので、どれをとってみても光熱費が高くついてしまいがちです。
少しでも光熱費を抑えたいです。
我が家は17年頑張ってくれたエアコンを、2年前に取り換えたのですが、電気代がかなり安くなりエコの進化に歓喜しました。
しかし父が肺気腫のためエアコンの暖房をつけると、必ず呼吸器が悪化するので、冬はエアコンを封印して電気ストーブで暖をとっています。
電気ストーブは空気が汚れないのは良いのですが、スイッチの「高」は1000 Wなので、1日ストーブをつけっぱなしにしていると、1ヶ月の電気代は軽やかに1万円を超えてしまいます。
そして「中」は670 W、「小」は330 Wなので、なんとか「中」で過ごす方法を考えたのですが、辿り着いた答えが超原始的な「衣服を着込む。」でした。
母は暖房器具全般が好きではない為、いつも「綿入れ半纏(ハンテン)」を愛用していまして、寒い寒いと騒ぎ立てることもなく、毎回冬を過ごしていますので、保温力があるのだろうと思い、今年は父にも「半纏」を着てもらうことにしました。
私の住む地方の真冬の気温は、最高5℃/最低1℃くらいです。
電気ストーブを使用時の室温は13℃〜15℃くらいです。
さて、どうなることでしょう!?
「綿入れ半纏」は冬のエコアイテム
二人とも80歳越えの高齢のため、着込みすぎたり重たい上着を着ると、重みで肩の血流が悪くなり体調不良を起こす為、軽い半纏の着心地は両親にとっては最良でした。
結果とても暖かいらしく、二人とも今や半纏愛好家になっています。
綿入れ半纏は、なかなかの冬のエコアイテムです。
綿入れ半纏を着用している両親の様子
母はリウマチで肘や手が痛いため、曲げ伸ばしに自由が利かず、脇周りが狭いと袖を通す作業が大変になるのですが、半纏は脇周りが広いため、一人でストレスなくスムーズに着脱できます。
母の半纏は内側が毛布のような素材になっているため、まるで布団と毛布を覆っているように暖かいです。
父の半纏は、薄手の掛け布団で作ったような、中綿入りの王道な半纏です。
この半纏を着るまでは、父は家の中で薄手と厚手のジャンバーを重ね着して、その上にベストを羽織るという、超個性的なファッションをしていました。
それでも、いつも寒がっていて、電気ストーブを独り占めしていました。
しかし、綿入れ半纏を着用し始めてから、ふと気がつけば寒いと言わなくなり、ストーブを独り占めしなくなりました。
なので私が「最近寒いと言わないね?」と問いかけてみると、「今年の冬はそんなに寒くないからな。」とさらりと答えました。
いやいや、もっと暖かい時から寒い寒いと言っていたことを、忘れていらっしゃりやしませんか?、、、、と、きっと寒かったことを忘れてしまうほど、綿入れ半纏は体を保温してくれているのだなと思いました。
実際、暖かい!と二人とも大絶賛しています。
綿入れ半纏の活用法
睡眠時、前から袖を通し着用すると、首や肩回りが暖かく眠ることが出来ます。
こたつに入り座っている時に、寒い背中を暖めてくれるので、頭はスッキリで体は温泉につかっているような、このコンビはおすすめです。
受験生には最適ではないでしょうか。
綿入れ半纏のデメリット
料理の支度や洗い物をする時は、袖が邪魔になってしまう。
食事中、中央に置いている皿を取ろうとしたときに、手前の更に袖がついてしまので常に注意が必要。
下げるタイプのドアノブに時々袖が引っ掛かる。
プレゼントに最適
祖父母への誕生日、敬老の日、還暦祝、長寿祝い、受験生などのプレゼントに最適です。
なんせ布団を身に着けているようなもんですので、暖かいことは間違いありません。
中綿には「綿」「ポリエステル」「羽毛」などがありますが、やはり羽毛が最強でしょう。
こんな柄ステキです。(^-^) ↓
男性もこんな感じでサラリと爽やかに半纏を着こなしていたらオシャレですね。(^-^) ↓
あとがき
あんなにいつも「寒い!寒い!たまらん!!」と連呼していた父が、そのセリフをほぼ言わなくなっているので、保温力は絶大なのだなと感じます。
なので、私だけが寒がっている状態なので、私も半纏を購入しようと思い買いに行ったのですが、種類が少なくてお気に入りの半纏に巡り合えていません。
とりあえずは、母のおさがりで暖を取ることにします。(^-^)
両親ふたりとも喜んで愛用していますので、ご両親のプレゼントに迷われましたら、候補のひとつに入れてみてはいかがでしょうか。