1日2回シャンプーしているのに頭皮が臭くなる…。
朝シャンプーしても、夕方には臭ってくる。
油っぽいものは食べないようにしているのに頭皮がベタつく!
頭が臭って人と近づいて話すのも怖い…。
その臭い悩み、何とか解決して頭を気にせずに生活をしたいですよね。
頭の臭いは不潔な印象を与えかねません…。
私も以前、急に頭皮が臭うようになった時期があり、自分で少し頭を動かしてもその臭いを感じ、念入りにシャンプーしても朝には脂臭がするため、寝ても起きても頭皮の臭いのことばかり考えていました。
その時、いろいろなことを試し改善したのですが、一つのことで改善したわけではなく、生活、シャンプー、洗髪方法を変えたところ、徐々に改善されたので、それらの方法と、臭いが気になっている時の、周りへの対処法についてもまとめてみました。
本記事で分かることは下記の通りです。
頭皮の臭いが気になる時の対処法
美容室で臭う場合の対処法
人に指摘された時の対処法
私の頭皮改善方法
今、頭皮の臭いにお悩みであれば、ぜひ一度試してみて下さい。
そして何か一つでも、改善のヒントになることがあればと思います。
頭皮の臭いが気になる時の3つの対処法【頭皮改善体験談あり】
頭皮の臭いが気になると、そのことばかりに意識が向いて、人生損してるような気持ちになりませんか?
「臭いなんてなければ、こんなに悩まなくてすむのに!」って…。
そもそも頭皮が臭うには、必ず原因があります。
「臭う」と言うことは、頭皮自体に何かが起きていることは間違いありません。
その原因を知ることが重要になってきます。
頭皮の臭いの原因
頭皮が臭う原因は、頭皮の皮脂量が大きく関わっていて、皮脂は通常、洗髪しても半日ほどで頭皮の毛穴にたまります。
その皮脂量は、顔の皮脂量で一番多いTゾーンの2倍量!
そして、なんと体から出る皮脂の、役6割を頭皮が分泌!
さらには、汗腺の働きが活発!とくれば、かなりの脂っこさが想像できますよね…。
そして、過剰に分泌された皮脂やフケを餌にして雑菌が繁殖し、頭皮が臭くなってしまうと言う結果になります。
更に男性は、男性ホルモンの影響で、皮脂量が多いため臭いが発生しやすくなります。
一方、女性ホルモンには皮脂分泌を抑える働きがありますが、女性ホルモンは20代後半~30歳をピークに、徐々に減少していくことや、生活習慣の乱れなどで、女性ホルモンの分泌が乱れ、女性も臭いに悩まされることがあります。
皮脂は厄介に感じますが、髪や頭皮を守る重要な働きをしている無くてはならないものです。
しかし、毎日、洗髪しているのに、頭皮が臭いということは、何らかの異常を知らせていると言うことになりますので、しっかり対策をすることをオススメします。
「皮脂の質や量がBESTな状態」であれば、臭いも解消されることが想像できますが、そうなる為にはいったいどんなことに気を付ければいいのか?
その対処法について解説していきます。
①頭皮の匂いが気になる時の対処法
生活習慣の乱れ、間違った洗髪方法や頭皮ケアにより、頭皮が臭くなっていることがありますので、まずは下記に該当していないかチェックしてみて下さい。
時間をかけずに適当に洗髪している。
洗髪後は乾かさずに放置している。
脂っこいモノが中心の食生活を送っている。
夜更かししていて、睡眠時間が少ない。
運動不足
紫外線に当たりまくっている
「えっ!?全部当てはまる!」と言うのであれば、さっそく下記の6つの改善策を試みてください。
私は、見事に全部に当てはまっていたので、一気に改善に乗り出しました!
時間をかけて予洗いをし洗髪する
まず、髪をシャワー(38度くらい)で、5分くらい予洗いします。
これで、ほとんどの皮脂やホコリを落とすことができますし、頭皮の血行も良くなり毛穴も開くため、シャンプーでの汚れ落ちが期待できます。
シャンプーを適量、手のひらにとり、しっかりと手のひらや指の間など隅々まで塗り広げたら、髪の根本に手ぐしを入れ、髪を少し起こして空気を含ませる感じで、手を移動させ頭全体に泡立てます。
そして、指の腹を頭皮に当て、円を描くように全体に優しく動かします。
次に指を下から上に向かって、小刻みに動かしながら少しずつ移動させ、頭頂部で左右の指が互いの指の間に入り合わさるようにして、洗い残しのないようにします。
耳の後ろと、襟足は洗い不足になりがちですので、しっかりと意識して洗います。
額部分からも頭頂部に向かい洗います。
きちんと全体に気持ちよく洗えたら、シャンプー剤が残らないように、シャワーが頭皮に届くように念入りにすすぎます。
コンディショナーは、できるだけ頭皮につかないように髪になじませ、しっかり洗い流してください。
シャンプーの頻度
シャンプーの頻度についてなのですが、1日に何度もシャンプーするのは逆効果で、頭皮環境を整える常在菌が減り、細菌が増えることで臭いの原因となる可能性があります。
予洗いをし、シャンプー剤を十分に頭皮の上で泡立て、指の腹で揉み込み洗いをすれば、泡が頭皮の皮脂や角層を溶かすため二度洗は不要です。
整髪料が気になる場合は、一度目に髪のみにシャンプーをして洗い流し、二度目に頭皮を洗います。
頭皮環境に合ったシャンプーを選ぶ
今、お使いのシャンプーが、自分の頭皮環境に合っているかを見直してみてください。
オイリーなのにしっとりタイプを選んでいる
乾燥しているのにオイリー肌用を使っている
これでは、逆効果のものを選んでしまっていることになり、頭皮環境を悪化させてしまいかねませんので、お手持ちのシャンプーを確認してみて下さい。
シャンプーを見直すだけでも、頭皮環境は改善され、臭いの悩みを軽減することができます。
洗髪後、髪を乾かす
洗髪後は、しっかりと髪をドライヤーで乾かします。
短髪であってもしっかり乾かして下さい。
生乾きの状態でいると、菌が増殖し臭いの原因になります。
乾かす時に熱風を当てすぎると、乾燥してしまい、皮脂が過剰に出て臭いの原因になるので、適度な距離(20cm)を保ち、一箇所に長く当てないように乾かして下さい。
バランスの取れた食生活を心掛ける
食事の内容により、皮脂分泌量は変わります。
脂っぽい食事は皮脂分泌が増え、肉中心の食事の場合は悪臭の原因物質が体内にたまり、体臭や皮脂臭となり臭いの原因に。
また、便秘がちであれば、汗がアンモニア臭になるので、お通じがよくなるように食物繊維の摂取を心掛けましょう。
髪や頭皮に必要なタンパク質に加えて、ビタミンAやB、C、Eなどもバランス良く摂取して下さい。
しっかり睡眠をとる
睡眠中は頭皮や毛髪の健康的を保つ、成長ホルモンが分泌されています。
成長ホルモンの分泌は、副交感神経の働きによるもので、副交感神経は「夜の22時から2時の間に最も活発に機能する」と言われています。
そのため、睡眠不足は成長ホルモンの分泌を低下させ、血行不良やストレスを引き起こし、頭皮の健康状態を悪化させてしまいます。
早寝早起きを心掛けて、しっかり頭皮を労わって下さい。
適度な運動を心掛ける
運動不足で汗をかかないことから、頭皮の汗腺が働かなくなり老廃物を溜め込みます。
それが匂いの原因となります。
普段から運動を心掛け、汗をかく習慣をつけて、汗腺の働きを活発にし、頭皮を清潔に保ちましょう。
頭皮の紫外線対策
紫外線は頭皮の皮脂を酸化、凝固させ、毛穴を塞いで頭皮環境を悪化させます。
外出時は、帽子をかぶって紫外線から地肌を守って下さい。
②美容室で臭う場合の対処法
ではここからは、臭いが気になっている日常生活で、困ったシーンにでくわした時の対処法について解説していきます。
「美容室に行く時」…これは、思いっきり頭の臭いに直結した問題になります。
しかしですね、美容師さんは、毎日たくさんの様々な頭と向き合っているので、頭皮の臭いが気になっている方も、多々来店してきている事が想像できます。
頭皮だけではなく、全身臭う人もいるようで、何日もお風呂に入っていなさげな人も来るようです。
「だったら胸を張っていけるじゃん!」と言うことでは無く、美容師さんは頭に関するプロなので、頭皮の悩みを聞いてもらう絶好のチャンスです。
アドバイスをもらい、しっかり実践しましょう。
相談するとシャンプーや、ヘッドスパなどをオススメされることがあるかもしれませんが、勢いでお願いしてしまい、「うわぁ~急な失費で無理をしてしまった!」と後悔することになると、ストレスでホルモンバランスが乱れかねませんので、一旦よく考えてからにしましょう。
③人に指摘された時の対処法
人に「臭うよ」と指摘されると、わかっちゃいるけどショックですよね…。
わざと臭いを発しているわけではありませんし、好きでそうなっているわけではありませんから、複雑な心境になります。
「人が悩んでいるであろう、デリケートな部分」を指摘してくる時、相手を思って言ってくれている場合と、単に感じた事をズバッと言ってくる場合とがありますが、どっちにしても、指摘されたなら「教えてくれた!」と前向きにとらえて、「実は悩んでるんだ。色々対策してるんだけど効果なくて。」とぶっちゃけてしまった方が楽です。
「シャンプー何使ってる?何か良い対策知らない?」と逆に聞いてみたりすると、思いがけない解決策を知っていることが無きにしもあらずです。
私は自分の頭皮の臭いに気が付いた時、周りに自己申告していました。
「不快に思われるだろうな…嫌われたらどうしよう…」と悩んでいるより、その方が楽だろうと考えました。
それに、臭いで嫌われたなら、相手は臭いがダメな人だと言うことを素直に受け止めて、臭い対策を頑張るのみです。
臭いに翻弄され、悩んでばかりいるとストレスがたまり、身体に悪影響しか及ぼしませんので、前向きに前向きにとらえましょう。
頭皮改善体験談
私が自分の頭皮の臭いに気がついたのは、40代の頃で、けっこう突然臭うようになりました。
ちなみに私は女性です。
女性ホルモン低下も大きく関わっていたかもしれません。
おそらく、徐々に臭うようになり、気がついたときには悪化していたのだと思います。
なんせめちゃくちゃ臭いました。
何と言っていいのか…物凄いマズそうな脂!みたいな臭いです。
その時の自分の生活状況は、かなり乱れていて、毎日イライラで物凄いストレスを抱えていました。
まとめてみますと…
シャンプー方法は、まずザッと髪を濡らしてシャンプーをとり、そのまま適当に手のひらにのばして髪に塗り広げ、指を左右に雑に動かして洗い、またまたザッと洗い流して、リンスを頭皮に揉み込むようにつけて、ザッと洗い流す。
髪は乾かさずに、眠る頃には半乾き状態で寝ていた。朝は寝ぐせ直しスプレーを思いきり使用。
食生活は乱れまくりで、野菜をほとんど食べず、3食以外にはスナック菓子やケーキ、ハンバーガーなどを好きなように食べていた。
運動に関しては仕事で汗をかくくらいは動いていたが、汗はサラリと流れるのではなく、ジトッとしているなと感じていた。
毎日1時間は紫外線を浴びていた。
と言うような生活でした。
この中で酷くなっていったのが、ストレスと食生活と洗髪方法でした。
ストレス解消が食に走り、ケーキワンホールを食べたり、スナック菓子を2袋一気に食べたり、甘い飲み物、コーヒーもよく飲んでいました。
そしてこの時、アレルギーを発症し蕁麻疹も出ていて、アレルギー検査で、小麦アレルギーとわかったんです。
思いっきり「小麦」摂取しまくりでした。
そして、シャンプーに関しては、指が関節炎を発症し、洗い方が適当になっていたことと、地肌はべたついていたのですが、髪が傷んでいたため、しっとりタイプのシャンプーを使用していました。
地肌はベタつくのに、フケが出ると言う謎の状況でもありました。
そして、気が付けば脂臭を放つことに…。
そして、改善開始!
シャンプーはスカルプ用に変更。
洗髪時は2度洗いを1度洗いにして、上記の洗髪方法通りにシャンプー。
リンスは絶対に頭皮につけないように塗布して、しっかり流します。
それまでは地肌に思いっきりリンスを塗りこんでいました。
この洗い方にするまでは、1度目に洗う時は泡が立たなかったのですが、念入りな予洗い後は1度で泡が立つようになりました。
下から上に洗うと洗髪後、頭が軽くスッキリして、目が開くような感覚が味わえて気持ち良いです。
寝ぐせ直しのスプレーの使用をやめて、水で直すようにしました。
そして、食生活の改善ではスナック菓子と甘い物、コーヒーの摂取を絶ち、食事の始めに必ずサラダを食べて、料理の味はかなり薄味にしています。
飲み物はジュース類を絶ち、緑茶をよく飲むようになりました。
頻繁に食べたくなっていたハンバーガーも、食べないでいると特に食べたい!とも思わないようになったのがスゴイなと思います。
久々に食べると、物凄く味が濃いことに驚くので、味覚まで変わったのだなと実感しています。
便秘に関して、私は便秘症ではないので特に変化はありませんが、色が濃い茶色からオウドウ色に変わりました。
これらの改善を試みたことで、500mlのシャンプー1本使い切るころに、臭いを気にしなくなっていることを実感しました。
このことから、体質改善により頭皮改善も実感しましたが、一番変わったのは、肌質が整い吹き出物が出なくなったことです。
汗もサーッと流れるようになりました。
これらを行う上で、初めの頃、食生活の改善でお菓子を食べれないのが結構辛かったです。
しかし、何より悪臭を放ちたくない気持ちが大きく、そのうちに食べなくても平気になったので、何でも慣れだなと思いました。
臭いの原因が、何かわからなかったので、生活上で悪そうなことに対し、一気に改善に努めましたが、結果どれも良いように作用したのだろうと思います。
その後もシャンプーの選択肢をあやまると、頭皮環境が簡単に変わってしまいがちなので、お気に入りの物を見つけたら、コロコロ変えないようにしています。
私の改善体験談でしたが、何かヒントになることがあれば幸いです。
下記記事は、美容師さんや頭皮の専門家が開発したシャンプーで、汚れをしっかり落としつつ潤いは残すと言う、頭皮環境改善に注目している部分が大きく、店頭ではお目にかからないシャンプーなので、是非チェックしてみて下さい。
まとめ
頭皮が臭うと言うことは、頭皮環境が悪くなっているサインですので、放っておくと将来、抜け毛・薄毛につながる可能性もあります。
良い土壌から栄養豊富な食物が育つように、健康な頭皮から美しい髪が育ちます。
頭皮環境に意識を向けることは、将来の髪の為にもなりますので、ぜひ上記の対策の中で、抜けていることがあれば試してみて下さい。
しかし、清潔にしても改善しない、かゆみやフケなど、他にも気になる症状がある場合は、一度皮膚科の受診を検討をしてみてください。