寝ているとき腰が痛くなって、目が覚めてしまうなんて経験はありませんか?
数年前まさに私がそうだったのですが、その悩みを解消すべく寝具を買い替えましたら、みごとに解消されたので、同じ悩みを持つ人の少しでも何かヒントになればと思いますので、長文になりますが、お時間のある方は最後までお付き合い下さい。(^-^)
まず「どんな腰痛だったのか」、そして「どんなマットレスを購入したのか」「選ぶポイント」を順を追ってお話していきたいと思います。
高反発マットレスは腰痛に良い?愛用3年目のレビュー&選ぶポイント
高反発マットレスは腰痛に良いのか?と問われると、まず、結論から申し上げますと、その人の腰痛の原因・度合いにもよりますが、身体に合わない寝具に気が付かず使用されて腰痛になった場合、適切なマットレスを選ぶことで、睡眠の質を上げることは可能です。
高反発や低反発マットレスには厚みや、硬さが様々なものがありますので、合わないマットレスを使用していると腰痛を悪化させてしまいます。
自分にベストなマットレスを選ぶ必要があります。
私は身を持ってその体験をしました。
腰痛の始まり
腰痛が起きたのは数年前でした。知らぬ間に気が付けば腰痛になっていたと言う感じで、徐々に睡眠時に寝返りが打てない状態になりました。
当時は腰痛の始まった原因が、何なのかはわかりませんでしたが、自転車でペダルを踏み込むと腰がピキッ!とギックリ腰のようになったり、少し重たい荷物を持つと、腰に針で刺されたような痛みが走りました。
中でも一番苦痛なのは睡眠時でした。
腰に負担がかかるのか、寝返りをしようと思っても、動かすとバキッとなってしまいそうで、ソロ〜リ、ソロ〜リと向きを変えるような始末でした。
睡眠に障害が出てしまうと、朝の目覚めは悪く日中は眠くなるし、仕事にも身が入りませんでした。
なんとか熟睡したいと思い、とりあえずマットレスを交換しようと考えたのです。
腰痛時の寝具の現状
使用していた寝具は、ベットマットレスの上に布団を敷くというスタイルでした。
マットレスや布団に、特にコダワリはなかったので、とりあえず何でも重ねとけ!と言う感じでした。
一番初めに「低反発マットレス」を購入
まず低反発マットレスを、購入し使用してみました。
しかし寝てみると、思いのほか沈み込みすぎて、寝返りを打とうにも方にハマりこんでしまったような、金縛りにあったような状態になり、よけいに寝返りが打てず、当時の私の身体には低反発マットレスは合いませんでした。
そして「低」がだめなら「高だ!」と単純な発想で、次は高反発マットレスを購入しました。
次に「高反発マットレス」を購入
高反発マットレスで初めて眠った夜、まるで魔法のようにぐっすり眠れたんです。
「えっ?なんで?」と不思議で仕方ありませんでした。腰の痛みも気にならなくなっていきました。
地獄の寝返りを気にすることなく、久々に朝まで眠れたあの日を今でも忘れません。
それから日を追うごとに、腰痛が気にならなくなっていきました。
そして、腰痛の原因は「合わない“寝床”だったのではないか?」と思い始めました。
再び「布団」で寝ると腰痛悪化
しかし、その矢先に親が倒れてしまい、当面、実家で暮すこととなり、床に布団を敷いて寝ていたのですが、良くなってきていた腰が、あっという間に元通りに悪化し、夜中何回も目が覚めてしまう日々を送っていました。
背中まで痛くなり、疲れがどんどん溜まっていくようでした。
再び「高反発マットレス」を使用
また家に戻れることになり、再び高反発マットレスで寝てみると、やはり朝まで一度も目覚めることなく熟睡できました。
本当に寝床は大事なんだと痛感しました。
今は、実家にも高反発マットレスを購入し使用しています。
3年後、初めに購入した「低反発マットレス」使用にチャレンジ
購入当初、「低反発マットレス」は、恐ろしく腰が痛くなる地獄のマットレスでしたが、3年後の腰痛の無くなった今、使用してみましたら全く腰痛は起きず、むしろ快適に安らかな眠りを得ることが出来ています。
まるで何のストレスもない体勢と言った感じです。本当に不思議でなりません。
腰痛の原因の結論
ですので、私の場合は経緯から考えてみると、腰痛の原因は「徐々にヘタリ、体に合わなくなっていった寝具によるもの。」と考えられます。
それまでが、腰が徐々に蝕まれる、劣悪な寝具環境だったのでしょう。
では、次に購入したマットレスについてレビューします。
愛用3年目「アイリスオーヤマ、高反発マットレス」レビュー
こちらのマットレスは使用して今年で3年になりますので、しっかりレビューしたいと思います。
まず購入時の形状は、ロール状にコンパクトに圧縮梱包されていて、運び入れが簡単ですので、二階への持ち運びも楽に出来ます。
開封時は多少匂いが気になりましたが、一日ベランダに干し、使用していくうちに気にならなくなりました。
マットレスは、厚みは8cmで耐圧分散に優れた高反発ウレタンを使用。つなぎ目がない1枚タイプなので、三つ折りタイプと違い隙間や分かれ目を気にせず寝られます。
専用カバーは取り外し洗濯できます。
寝心地は、マットは「硬すぎず柔らかすぎず」で、寝返りのサポートがとてもスムーズです。
腰に負担もなく、寝返るときには「高反発」と言うだけあって、沈んだ腰の部分も直ぐに浮き上がり、寝返りをサポートしてくれます。
熟睡できるので、朝の目覚めがだんだんよくなりました。
腰を気にせずに起き上がれるようになり、もっと早く買えば良かったと思いましたが、マットレスを買い替えるのって、合わなくて失敗するかもしれませんし、大きいので結構一大事ですよね。
なので、こういった商品は「眠りに悩み、買うべき時がきて買う。」と言う流れになりますね。(^^;)
私も当初はマットレス選びに失敗し二枚購入していますので。(^^;)
少々マットレスに出費は掛かりましたが、睡眠は身体を休める時間ですし、一日の中でも大半を過ごす場所ですので買って良かったです。
マットレスの反発力を手のひらで確かめる
仰向けになり沈んだ腰の下に、手の平を下にして差し入れて、寝返りを打つ時にマットレスの反発力を確かめましたら、マットレスが手のひらに吸い上げられるように持ち上がりました。
もう、この高反発マットレスが無いと眠れませんのでリピートは決定です。
そして気が付けば、もう一つの悩み「枕」に関しても解消されたんです。
腰以外の悩み「枕悩み」も解消された!
高反発マットレスにする前は、自分に合った枕に出会えずにいました。
時には1万円くらいする枕を買ってみたり、タオルを重ねて自分にピッタリの高さにしてみたり、どっちが首側かわからない奇妙な形の物を買ってみたり、色々チャレンジしてみました。
それでも、なかなか合ったものが見つからず、挙げ句の果には睡眠中に頭痛が起きるという、最悪の状況の時もありました。
寝ているときに、何度も夜中に枕の位置を直すのもストレスで、肩は凝るし本当に悩みの種でした。
しかし、高反発マットレスは、いい具合に体がマットレスに沈み込むので、枕は今までには考えられないくらい高さは「低い」ものが、ピッタリとフィットしたんです。
低い枕で良いのは、肩回りも適切に沈んでいる証ですね。この枕問題解消はラッキー!と感激しました。
今となっては、夜中に起きることなく、気がつけば朝と言う生活にとても満足しています。
3年目のマットレスのヘタリ具合
高反発マットレスは長く使用していると、ヘタってきますので買い替える必要があります。このヘタリが腰痛の敵なので寝心地に違和感を感じたら買い替え時ですね。
それを少しでも先延ばしにするために、2か月一度は頭と足側を逆にしたり、裏表をひっくり返し交互に使用すると、長持ちさせることが出来ます。
3年近く使用した、アイリスオーヤマの高反発マットレスのヘタリを見てみましょう。
- 写真左:腰のあたりの側面・・・7㎝
- 写真右:頭側の側面・・・・・・7.7㎝
1㎝程度ヘタリました。
私は体重51㎏の女性で、高反発マットレスの下に低反発マットレスを敷いて使用しています。
ですので直接下にくるものが、ベットマットレス・布団・床・畳などでヘタリも変わってくると想像できます。
高反発マットレスを選ぶポイント
この手のマットは、お値段も高めですし失敗なく選びたいですよね。
高反発や低反発マットレスには、硬さや厚みも色々な物があり、厚すぎて硬い物は背中が浮いて負担がかり、体圧分散性が悪く体に全然フィットせず、体の重い腰部分に体重が集中してかかり、腰を痛めやすくなります。
厚みの無いものは、体重によれば底についてしまい、腰が圧迫がされ結果、硬いマットレスと同じようになります。
TVショッピングや、健康番組で寝る姿勢について話していますが、「仰向けに寝た時に、“姿勢良く立ったままの状態が維持できる”ことが理想的である」というもので、そうなれるマットレスがベストですね。
睡眠時は上記写真のピンク矢印の腰部分が、特に負担がかかります。
立った姿勢のまま、写真を横にしています。
オレンジ斜線部分のようにマットレスが沈むのが理想と言うことです。
しかし実際、寝具は寝てみなければ合う合わないは分からないので、購入される際に返金保証の有る物や、実際に試せるお店で、10分くらい横にならせてもらうなどしてから、購入されると良いと思います。
マットレスは密度により耐久年数も変わってきます。
ベットマットレスの上や、布団の上に敷くとなると、耐久年数も使用感も変わってくると思われますので、購入の際は口コミやスペックなどをしっかりチェックされる事をおすすめします。
◆マットレスを選ぶポイントのまとめとしましては・・・
- 体重に合った適切な厚さ、反発力のマットレスを選ぶ。
- 返金保証の有る物や、実際に試せるお店で少し寝てみる。
- 硬さや耐久年数は、マットレスをどのような状態で使用するかを考慮する。
あとがき
私のように購入した高反発マットレスが体に合っていて、いい結果を得られればラッキーですが、中には腰痛が余計悪化したなんて声もあります。
その一例が、私の初回購入した「低反発マットレス」と「自分の腰の状態の」不一致でしょう。
しかし、腰痛の原因がヘルニアや、内臓など持病の場合は、マットレスで改善することは期待できないのでので、睡眠時に「少しでも腰痛を緩和してくれるマットレスに出会う」ことが目標になると思います。
自分に合ったマットレスで、不快な腰の悩みが少しでも解消できることを願っています。(^-^)