別れを迫られている。
別れた方がいいことは分ってる…でも決意できない…。
こんなふうに悩みながらの生活は、気持ちがモヤモヤして人生も曇りがちですよね。
別れた方がいいとわかっていても、“別れたことを後悔する未来や、今を失いたくない気持ち”が邪魔して、簡単に行動に移すことはできませんよね。
私も離婚を決意しなければならない状況に陥ったとき、まったく納得ができておらず、迷いに迷って頭の中がグチャグチャになっていました。そんなとき「このままではいけない!」と思い立ち、気持ちを文字に起こし『後悔しない未来』について考えることで別れの決意ができました。
じっくりと導き出した答えに、その後の人生で一瞬たりとも後悔したことはありません。
そこで、この記事では、私が文字起しをしようとしたきっかけや、決意した時のこと、その後について、また、相手側についても解説していきたいと思います。
今、別れを迫られていて、決意を固めることができない状況である場合は、ぜひ参考にしていただければと思います。
後悔しない別れを決意するための【気持ちの文字起こしと自問自答】
後悔しない別れを決意するために【気持ちの文字起こしと自問自答】を実行するに至った過程からお話していきます。
自問自答に至ったきっかけ
自問自答に至ったきっかけは、離婚問題でもめ散らかしていたときに、元夫に振り回されすぎて、精神が崩壊しそうになったときに目覚めた『不屈の精神』のおかげでした。
不屈の精神は幼い頃に見た、『小公女セーラ』と言うアニメの主人公から学びました。おかげで、疲れ果て自分を見失いそうになっていた寸前で、「自分は何に負けそうになってるのだ!我にかえれ!」と思い立つことができ、一旦、冷静になることができました。
そして、冷静になった私は、「別れに対し何を躊躇しているのか?」を客観視することにしたのです。
気持ちを書き出し、その気持ちに対する前向きなアドバイスを自分で考えてみました。
ですので、きっかけは、『不屈の精神が目覚めたこと』になります。目覚めて良かったとつくづく思います。
なぜ自問自答がいいのか
自問自答の良いところは、落ち着いて自分と冷静に向き合えることです。
別れる別れないと悩んでいる時は、相手に気持ちを持っていかれがちですので、自問自答は自分に目を向けることができ視点が変わるので、違った角度から物事をとらえるきっかけになり、見えていなかった気持ちに気付けたりもします。
別れを決意することは、簡単なことではありませんよね。精神的にまいってくると、考えもまとまらず心は立ち止まりがちになります。
人に相談することができなかったり、もしくは相談しても心が動かないとなると、本当に身動きがとれなくなります。そんな時は、おいてけぼりの心を一番理解している人を見つけるしかありません。
それが、他ならぬ自分自身と言うことです。
今まで自分と生きてきたのですから、自分に問いかけてみれば、必ず何らかの答えは浮上してくるはずです。
そして、自分で答えを見つけると、自信がつき心は成長し強くなります。強い心にグレードアップできるのも、自問自答の良いところなのです。
【気持ちの文字起こしと自問自答】のやり方
『気持ちの文字起しと自問自答のやり方』について説明していきます。
まず、紙とペンを用意します。
左側に『なぜ別れを躊躇しているのか?』その気持ちを余すことなく書き出します。どんな小さな感情でもいいので文字にします。
書いた気持ちに対し、右側に『未来を想像しつつ前向きなアドバイス』を思い描き書いていきます。
上記の全体像を客観視して、感じたことを書き出し『決断に至れるか?』の答えを導き出します。
ここで重要なのは、2.のアドバイスを考える時、『明るい未来をみいだすために、思いっきり前向きに考える』と言う事です。
では、私を例にやってみます。
私がやった自問自答の例題
私を例題に書き出してみます。まずは1.と2.を行います。
●1.2.気持ちの文字起し(左側:躊躇している理由 右側:前向きなアドバイス)
積み重ねてきた生活を崩したくない➡心が離れた人と上手く積み重さなるものはない、今までの努力は未来の積み重ねに役立てればいい
自分は夫を愛している➡夫は他の人を愛している、その心を取り返すのは難しい、夫だけが男じゃない
自分は別れたくない➡相手は別れたいのに、無理強いしても意味はない
離れることが寂しい➡一緒にいても寂しいのに、一人になろうが大して変わらない
別れてから片親になる子供が心配➡おかしな父親なら側にいない方がいい
一人になる漠然とした不安感➡考えてみれば、夫と出会う前は不自由なく一人で生きていた
世間体が気になる➡今時、離婚なんて珍しくもない、自分が胸張って前向きに生きればいい
一人で子育てできるか心配➡やってみなけりゃわからないことをクヨクヨ考えても仕方ない
次に3.を行います。上記の全体像を客観視して、それにより自分で感じたことを書き出し『決断に至れるか?』の答えを導き出します。
●3.客観視した答え
「完全に元夫の心は、自分から離れていて、自分が相手の気持ちを、どうこうできる要素が微塵もない!」
「過去の産物を惜しがってもしかたない、自分がしてきた努力は無駄にはならない、意味のある未来に繋げればいい。」
「大人なんだし、さみしがっていてもしかたない!」
「シングルマザーで頑張ってる人はたくさんいる!自分もやれる!」
このように、私の場合は自分を励ます気持ちがならび、冷静になれたことで別れを決意できました。
もちろん1日でスパっと答えを出したわけではありません。じっくり自分と向き合い考えて納得して決意しました。
別れを決意した時の気持ちとその後
別れを決意しとき、「腹をくくれた!」と言う心境で、自問自答で自分を励ますこともできたので、気持ちは前を向いていました。
しかし、やってみなければわからない未来への不安は多少ありましたが、別れへの気持ちが揺れ動くことはありませんでした。
そして、実際に別れてからは、すぐに仕事を見つけて忙しくも新しい日常生活に慣れることに必死で、寂しいどころの騒ぎではありませんでした。
何事も案ずるより産むが易しなのかもしれませんね。
自問自答で後悔ない別れができた
じっくりと自問自答し、下記の3つが整ったことで、後悔のない別れを決意できました。
過去の自分を振り払えた
リアルタイムの自分に活も入れれた
前向きな未来を思い描けた
1つ注意してほしいことは、上記3つが整わないのであれば、決意の時ではないと言えるので、無理矢理に心を動かすことはやめて、自分の心にしっかり寄り添って判断してみて下さい。何事も無理は禁物です。
『納得した別れの決意』ができたなら、その後の生活で、『腹をくくれた自分』が出現することで、相手に復縁を迫られても元に戻る気も起きなかったり、新しい恋にも前向きになれたり、後悔もわいたりしません。
「あんなに別れを恐れ悩み、泣き倒していた自分は一体何だったのか⁉」と、笑い飛ばせるでしょう。
自問自答ができていない相手側について
自問自答ができていなかった元夫は、気持ちが迷子になっていたため、かなりさまよい続けていました。
そして別れたあと下記2点が浮上してきました。
見えていなかった未来
別れてからの気づき
見えていなかった未来
自分から離婚を熱望したのに、別れてから毎晩、酔って電話をかけてきては、「寂しい。家に帰ったら誰もいない。許してくれないよな。子供の声を聞かせてくれ!」と、情けないことばかり言ってくるようになりました。
そのことからも、元夫は離婚前には、そうなる未来を全く想像できていなかったことがわかります。
私はと言うと、そんな電話がかってきても、全く嬉しいとも感じず、逆にどんどん冷静になっていきました。
別れてからの気づき
結婚生活では、私が家計のやりくりをしていましたが、別れてからは元夫が管理をしなければならなくなり、支払いの現実を目の当たりにすることになり、別れてから1か月後、元夫にこう言われました。
「いろいろ支払いに回ってるけど、お前これでよくやりくりしてたな、偉いな…。すまなかったな。」と。
そこで、ようやく自分が生活の首を絞めていたことにリアルに気がついたようで、多少の後悔をにじませていました。
しかし、私はその言葉を聞いた時、苦労が一気に報われた気になり、同時に気持ちは一気に冷めていきました。
お互いに別れてからの気づきでした。
普段の生活の中で、『失わなければ気が付けないこと』を、お互いが作り上げないようにすることが大切だと痛感しました。
まとめ
最後にもう一度『自問自答のやり方』をまとめておきます。
●自問自答のやり方
紙に『左側に躊躇している理由、右側に前向きなアドバイス』を書き出す。
アドバイスは、明るい未来をみいだすために、思いっきり前向きに考える。
次に、全体像を客観視して、感じたことを書き出し自分の答えを導き出す。
後悔のない決意や決断には、自分が納得することが大切です。
決意を固めることができたなら、あなたの前向きな未来へ歩みを進めて下さいね。