髪を切りすぎた時、「1日も早く伸びてほしい!」と思いますよね。
そこで、早く伸ばすのに手っ取り早いのは、「生活改善」です。
頭皮の血流をUPさせれば、毛根に髪に必要な栄養素も届きやすくなります。
実際に私が髪を切りすぎた時、生活改善を心掛けたら、髪の伸びと同時に、髪自体もしっかりしてきました。(^-^)
では、その方法を簡潔にお伝えしたいと思います。
髪を早く伸ばしたい時に、自分で実践できること3選
髪を伸ばすにあたり、そもそも髪はどのようにして伸びるのかについて知っておいた方が、俄然、育毛にヤル気が出ますので簡単に説明しておきます。
髪は根元にある毛根の「毛球」と呼ばれる部分の、「毛乳頭や毛母細胞のはたらき」によりつくられます。
毛細血管から運ばれてきた栄養や酸素を、毛乳頭が毛母細胞にわたすことで活発に働き、増えた毛母細胞たちがどんどん上へ押し上げられ、最終的には角化し髪の毛になります。
髪の伸びるスピードは人によって違いますが、だいたい1ヶ月で約1cmほど伸びると言われています。
と言うことは、髪を早く伸ばすには「毛根へ栄養をたっぷり届ける」と言う答えが一つ見えてきました!
しかし栄養を届けるだけでは不十分です。
なぜなら、毛根は外から詰まらせることもできてしまう為、頭皮環境を清潔に保つことも必要になります。
そしてもうひとつ大切なことが「血流」です!
血流が滞っていては、届くものと排出されるものが大渋滞して、頭皮はストレス三昧になってしまいます。
と言うことで、目標の髪の長さに達するまでは、下記の自分でできることをどんどん実践していきましょう。
②頭皮環境を清潔に保つ
③生活改善で元気な頭皮へ
髪に良いと言うことは、肌にも良い影響が出るかも⁉
では、ひとつずつ解説していきます。(^^)
①毛根に栄養をたっぷり届ける
髪に必要とされる栄養素が多く含まれる食品と、その作用について解説します。
栄養素を意識するとしないとでは、10年後の身体や頭皮にも違いが現れますので、バランスよく摂取して美髪を目指しましょう!
●タンパク質
肉、魚、卵、大豆製品、牛乳、乳製品、カキなど
髪はケラチンというタンパク質からできていて、ケラチンは体の中で作ることができず、食べ物からとるしかありません。
タンパク質には動物性タンパク質と植物性タンパク質があり、体内に吸収されやすいのは動物性タンパク質になります。
両方をバランスよく摂取しましょう。
メインディッシュには、肉よりも脂肪分が少ない魚にしたほうが◎。魚には髪に有効な栄養素のひとつである、「カルシウム」も含まれています。
●ビタミンA
うなぎ、人参、とうがらし、バター、春菊、卵黄、小松菜、ほうれんそう、チーズなど
上記のタンパク質を助けるのが、ビタミン類になります。
ビタミンAは皮膚の生まれ変わりに関わる栄養素。(髪は肌の角質が変化した肌の一部)
頭皮を健康に保ち、丈夫な髪の毛が育つようになります。
●ビタミンB
玄米、小麦胚芽油、豚肉の赤身、レバー、マグロなど
ビタミンB群はタンパク質の代謝を助けて血行をよくし、髪の成長を促すことで優れた育毛効果を発揮。
特にビタミンB2は、昔から髪に良いと言われる海藻類に含まれていて「美容のビタミン」と言われています。
●ビタミンC
ブロッコリー、いちご、レモン、とうがらし、ピーマン、柿、大根、ほうれんそう、カリフラワー、さやえんどう、キャベツ、かんきつ類、さつまいもなど
ビタミンCは、直接髪にはたらきかける作用はなく、コラーゲンを作り出すはたらきがあります。
コラーゲンはタンパク質の1種で、皮膚や血管を作るための材料になります。ビタミンCはタンパク質の構成を促進してくれるのです。
●ビタミンE
アーモンド、大豆、うなぎ、えんどうまめ、しじみ、かつお、卵、バター、鮭、あゆ、ほうれんそう、内臓肉、牛乳など
ビタミンEには、老化を進めてしまう物質「活性酸素」のはたらきを抑える「抗酸化作用」があります。
頭皮の老化を防ぐことができます。
●ビタミンF
紅花油、ひまわり油、コーン油、ごま油、レバー、卵白、サザエ、アワビ、しそ油、えごま油、亜麻仁油、しそなど
ビタミンFとは、「必須脂肪酸」と呼ばれているもので、脂肪酸は成長や健康維持に不可欠となっています。
●亜鉛
牡蠣、かき、あさり、うなぎ、煮干し、牛肉ロース(赤身)、豚肉(レバー)、大豆、パルメザンチーズ、ビーフジャーキー、ココア、抹茶など
亜鉛は髪の毛にとって重要な栄養素で、不足すると毛髪のもとになる毛母細胞の細胞分裂が滞ってしまいます。
亜鉛は体内で作れない成分なので、普段の食事から摂取することが大切です。
●コラーゲン
牛スジ肉、豚白もつ、鶏(砂肝・手羽元・手羽先・皮・軟骨)、豚足、豚バラ肉、ふかひれ、魚の皮、すっぽん、うなぎ、くらげ、はもなど
髪のツヤや張りをよくする。
②頭皮環境を清潔に保つ
頭皮にたまった皮脂をそのままにしていると、分泌された皮脂やフケを餌にして雑菌が繁殖し、頭皮環境がわるくなりニオイまで発生してしまいます。
洗髪後は濡れたまま放置していると雑菌が増殖し、頭皮環境も悪化してしまいますので、よく乾かしてから眠るようにしましょう。
頭皮をマッサージして血流を上げることも、とても効果的です。
頭皮や髪に優しいシャンプーで、頭皮環境を変えることも美髪への近道です。
③生活改善で元気な頭皮へ
生活改善と一言に言っても、夜更かしがやめれなかったり、スナック菓子も食べたくなりますよね…。
そんな時は、いきなり全てやめるのではなく、少しずつ改善していくことをおすすめします。
食べられないことがストレスになってしまうと、心身共によくありません。
しかし徐々にでも改善していくことで、血行も良くなり体調も軽くなってくると同時に、髪にも良い影響が出てきますので、ぜひぜひ頑張ってみてください。
【睡眠】
睡眠中は頭皮や毛髪の健康的を保つ、成長ホルモンが分泌されます。
睡眠不足は成長ホルモンの分泌を低下させ、血行不良やストレスを引き起こし、頭皮の健康状態を悪化させてしまいます。
22時から2時が髪のゴールデンタイムと言われていますので、早寝早起きを心掛けましょう。
【運動】
運動不足で汗をかかないと、頭皮の汗腺の働きが悪くなり老廃物を溜め込んでしまいます。
肩こりも頭皮への血流にはよろしくありませんので、肩が凝っている人は肩こり体操もオススメです。
普段から適度な運動を心掛け、頭皮への血流を促しましょう。
【食事】
バランスのとれた食事で、腹八分目をこころがけ、睡眠3時間前には食事は済ませましょう。
髪によくない食品
髪に必要とされる栄養素の中で、「髪に必要な栄養素が特別に多く含まれる食品」と言ったものは存在しません。
逆に髪にあまりよくない食品については、脂肪分が多いカロリーの高い食品や、交感神経を刺激する食品になります。
脂肪分を摂り過ぎると、頭皮の皮脂の分泌が異常に多くなり、頭皮環境が悪化してしまいます。
激辛料理、脂が多いステーキ、コーヒーや紅茶などが髪には良くない食品になりますが、過度に摂取することを避ければ問題はありません。
ですので、バランスのとれた食事を心がけることが、髪の発育の基本となります。
髪を早く伸ばしたい時のNG行動
髪を伸ばしている時には、NGな行動もあります。
髪を引っ張り伸ばしたり、長時間きつく縛っていると、頭皮に負担がかかり血流も悪化してしまいます。
そうなると、成長中の髪も引っ張られてしまい抜け毛や薄毛の原因になりかねませんので、髪を縛る時はゆるりと縛りましょう。
まとめ
『髪を早く伸ばしたい時に、自分で実践できること3選』を最後にもう一度まとめておきます。
②頭皮環境を清潔に保つ
③生活改善で元気な頭皮へ
簡単そうですが、いざ全て同時に実践しようと思っても、できないこともあるかもしれません。
そんな時は無理をせず、できることから少しずつ改善していくことで、気持ちも身体も髪も変化が現れるはずですので、自分のペースでぜひ頑張ってみてください。