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趣味を持つことで、価値観が変わり生きがいにもなった!実録体験談

趣味で作ったイヤリング

唐突ですが『あなたの趣味は何ですか?』と、尋ねられたら何と答えますか?

釣り、ゴルフ、プラモデル、写真、読書、絵、旅行、収集、ドライブ、サーフィン…などなど色々だと思います。

「今、趣味を探している途中だ。」と言う方もいらっしゃると思います。

私の趣味はハンドメイドのアクセサリー作りなのですが、その趣味との出会いは突然でした。

それまでは「趣味と思っていた写真が、趣味では無かったのか⁉」と思えるほど、アクセ作りにのめり込みました。

それ以来「世の中の人々はどのようにしてその趣味を持ち、どのように楽しんでいるのか?」と言うことも気になるようになりました。

私にとって趣味の出現は心に変化をもたらし価値観を変えました。

その変化についてお話したいと思います。

そして「趣味を持つ高齢の両親が今をどう生きているのか?」と言う所にも触れていきたいと思います。

自分が高齢者になった時と照らし合わせて考えてみて頂けると、趣味への見解も変わるかもしれません。

今現在趣味が無かったとしても、人生の途中のどこかのタイミングで私のように突如として趣味に出会うかもしれませんので、趣味をお探し中であればぜひ参考にしていただきたいです。

趣味を持つことで、価値観が変わり生きがいにもなった!実録体験談

ゆびわ

私の趣味との出会いは、病気で歪んでしまった指の母へのプレゼントに、「指輪を作ろう!」と思ったことがきっかけでした。

元々店頭に並ぶアクセサリーを見るのは好きでしたが、いつか自分がそのアクセサリーを作るなど想像もできませんでした。

そしてのめり込む理由となったのが、

「初めて作品が完成した瞬間、生み出されたその存在に何とも言えない満ち足りた気持ちになった!」

と言う全身で感じた快感でした。

それからは、店頭に並ぶアクセサリーを見るたびに、「こんな風に誰かの手で生み出されたのか…。」と思うと、ひとつひとつの作品が胸を張って見えました。

そして色々なパーツや道具を買い、夜な夜な部屋の片隅で物凄い集中力を発揮して(仕事でもこんなに集中しません)作るようになりました。

「自分ってこんなに集中力あったんだ…。」と自分で関心するほどにのめり込んでいきました。

では、その趣味のおとずれにより、何が変わったのか?についてお話します。

ストレス解消になり、生活にハリが出る

アクセサリー作りは「気持ちの落ち着きと満足感」を得られ、ストレス解消となりとても大切な時間となりました。

それまでは同じ毎日の繰り返しで、生活に「ハリ」なんてものは全く感じることもありませんでした。

確実に生活に変化が訪れました。

世の中にある、目に映る「物の形」に対し、建造物、花や木の枝、葉っぱや石ころ、空を飛ぶ鳥や蝶々、道に空いた穴までも、「そのデザイン素敵!」と思うようになり、「その物すべての存在感」を愛おしく思えるようになりました。

そう言った感覚はハンドメイドをするまでは、全く意識の向かなかった部分ですので、ここ1年でかなり脳ミソは活性化され、価値観が変わり生きがいになっていきました。

失敗により、先を見据えるようになる 

しかしアクセサリー作りを右も左もよくわからないまま始めたので、ネットで作り方等を調べながら、「あ~こんな工具や部品がいるのか‥‥」となり、買い求めることを繰り返し、徐々に揃えることになりました。

その結果、良い道具に出会うまでにかなり無駄な出費をすることになりました。

初めは安い道具から始めたため、使い勝手が悪く徐々に何本も購入することになったのです。

それらの出費を合わせると、「とても良い道具が二つ買える!」と言う状況に!

まさに安物買いの銭失いです。

それ以来、何かを購入する時はとにかく良く調べて、先を見据えるようになりました。

向上心が身につく

ピアス

アクセサリーはネットの動画を見ながら作りました。

パールの一粒イヤリングやピアスなら簡単に作れますし、大降りのデザインや、オフィス向きの控えめなデザイン、色々なイヤリングを作成し洋服に合わせて身につけています。

同じ素材を使用した二種類のデザインのイヤリングを作り、一つづつ組み合わせてアシンメトリーにしたり、ネックレスとブレスレットもお揃いの素材で揃えたり、おしゃれ心も想像力も実行力もブワーーーーっと広がります。

そしてもっと上手くなりたいと言う向上心がわき、その心は多方面にも良い影響を及ぼし始め、様々なことに対し同じような姿勢で生きるようになりました。

若かりし自分に会えるなら「あんた!!こんな楽しい仕事もあるよ!!」って教えてあげたいほどです。

実際に趣味が仕事となった場合、その意味もまたぜんぜん変わってきて、大変であることも歳を重ねた今は深く理解できます。

しかし好きな事や夢中になれることであれば、苦労や挫折の感じ方も全く違ったのでは無いかなとも想像できます。

価値観が変わる

ハンドメイドをしているとゴミがでますが、リサイクルできる物はしっかり仕分けして廃棄します。

そうなってくると料理をする時に、今まで捨てていた部分も「ここ食べれるんじゃない??」と考え出し、料理のゴミが激減しました。

意識が一つ変わると、違う角度から物事を見るようになり、今まで見えていなかったものが見えるようになります。

世の中に生み出されたモノは全て大切にしようと思う気持ち、無駄を作り出してはいけないなと感じるようにもなりました。

趣味を持つことが生きがいになる

老人とカメラ

趣味が様々な意識や気持ちの変化をもたらしたことから、『趣味を持つ』と言う事はとても脳にいい影響があるのだなと思いました。

ここで高齢の両親の趣味についてお話したいと思います。

老後の人生に趣味があることで、脳の老化防止に一役かってくれますし、時間を存分に趣味に費やし楽しむことで、実際に生きがいになっています。

高齢の父の趣味:カラオケ

高齢の父はアルツハイマー型認知症のため、専門のクリニックに通っているのですが、その医師が言っていました。

「趣味を満喫したり、人と交流し計画立てて実行することは、脳にとても良いですし活性化されるので、どんどん実行してください。」と。

実際に父は若いころから「カラオケ」が趣味で、物忘れが激しくなった今、その趣味がまさに『生きがい』になり父を支えていることを、側で見ていてヒシヒシと感じています。

週に2回、少し遠くのカラオケに行くことで足腰を鍛え、頭を使い歌を覚え、人とコミュニケーションをとり楽しむ。

「自分からカラオケがなくなったら、人生も終わる!」

と言うほどに大好きな趣味を持っていたことで、アルツハイマーの進行も緩やかにできていると実感しています。

追記:2020年新型コロナウイルスの自粛生活により、カラオケ店は廃業してしまい趣味のカラオケができなくなってしまいました。

すると、とたんに足腰が弱り始め、頭を使わなくなったからか、症状が一気に進行し始めています。

しかし、父は負けまいと自分でカセットプレーヤーを使い、家でカラオケを始めました。

趣味を継続し、その先の生きがいにするために、頭を使い考え工夫すると言う行動は、趣味への執念のようにも見えますが、この趣味があることで動いてくれるので本当に良かったと感じています。

高齢の母の趣味:スクラッチアート・クロスワードパズル

高齢の母の場合、主婦業と仕事に明け暮れてきたので、80年近く趣味とは無縁状態でした。

まさに高齢になってから「スクラッチアートとクロスワードパズル」の趣味を見つけました。

あまりにも暇そうにしているので、私がこの両方をプレゼントしたところ、見事にハマったのです。

おそらく私がアクセ作りに感じた時と、同じ気持ちを感じたのでしょう!

勉強机に向かう学生のように真剣に集中して楽しんでいます。

どちらも、視覚、指先、頭脳を駆使するので、高齢者には最適な趣味だと思います。

趣味を見つける

「これと言った趣味がない」という方は、趣味に費やす時間や労力が確保できない場合いも多いのではないでしょうか?

私もそうでした。

趣味に費やす時間がそもそも全く有りませんでした。

趣味があったとしたら、一日30時間は必要でした。

何事にもタイミングがある様に、始めるきっかけがあっても時間やウマが合わなきゃ始めた所で止めてしまいます。

自分の「空白」にカチッ!ピタッ!っとハマれば、体は自然に動き出し夢中になれたりします。

何事も無理やりに始めたとしても、長くは長続きしませんよね。

ですので時間が出来た時に楽しめることを探す“ついで”に、それが趣味につながると良いタイミングになるのかなと思います。

趣味の注意点

趣味があっても睡眠時間を割いてしまったり、お金がわんさかかかりご飯が食べれない等、

「何かがおろそかになって裏で誰かが悲しんでいる…」

そんなことがあっては『趣味』も台無しになります。

私自身ついつい夢中になりすぎて時間を忘れ、のめり込んでしまう所があるので、自分にそう言い聞かせながらゆっくり楽しむようにしています。

私の場合ですと、作品作りにのめり込みすぎて、夕飯作りがおろそかになる…。とか。

ついつい、夢中になってしまうんですよね…。

「決めた時間や、趣味のために使えるお金の範囲内」で趣味ライフを送り楽しむことが大切だと痛感しています。

あとがき

けいと

成功したり失敗したり、工夫したり勉強したり、趣味は心を豊かにし今まで知らなかった自分を目覚めさせてもくれます。

それが「生きがい」を感じると言う事なのかなと思います。

そして、人の趣味にも関心がわき前のめりになりその話に聞き入ります。

以前は人の趣味の話を聞いていても「へぇーすごいなぁ楽しそうだなぁ」と思う程度で終わっていました。

しかし、今はその人はどのようにしてその趣味に走り、その趣味はその人にとってどんな存在で、とのように「生きがい」となり、人生を彩っているのか?と深い部分に興味が湧くようになりました。

それも自分が趣味を持ったからこそ関心も沸いた訳で、経験をすることで頭の中に様々な思考が生み出され、好奇心と共に世界が広がっていく物なのだなと感じています。

趣味って楽しいです。

楽しいからこそ趣味になるんでしょうね。

楽しくても「悪趣味」は除外です。(笑)

誰が「趣味」と言う言葉の前に「悪」などと言う文字をつけたのでしょう⁉

悪趣味はおいといて、ハンドメイドに出会えたきっかけをくれた母に感謝すると共に、今日も目に写る全ての物に感銘を受けながら生きたいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。(^^)