家の2階の部屋に使わない家具があるので、廃棄しようと思っていたのですが、かつて搬入する時に大きさの問題で階段から搬入出来ず窓から搬入してた為、いざ搬出するとなると自ずと「窓から」と言う事になるのですが、どんなに根性があったとしても女性一人では到底無理なので、思い切って「解体」する事にしました。
「いやいや…解体自体どうなの?一人でできる?」
と、しばし考えたのですが、階段から下ろすにはそれしか選択肢はないので、解体できるのかどうかもわからなかったのですが、とにもかくにもチャレンジ精神あるのみ!で、成功するかもわかりませんが頑張ってみました。
解体するのは20年以上前に購入した「下駄箱」です。
結果、解体は成功しストレス発散もできましたよ!
家具(下駄箱)の解体にチャレンジ~女性ひとりでぶち壊してみた
解体する家具の大きさは、「幅120センチ、奥行き35センチ、高さ100センチ」です。
家具の解体に用意する道具
手袋
プラスドライバー
マイナスドライバー2本
カナヅチ
床を傷つけない為に敷く布
家具解体手順
①天板と横板の合わさる継ぎ目の間に、マイナスドライバーを当て、カナヅチでガンガン叩き隙間に食い込ませて行きます。
②それを二箇所に行い食い込ませ、両方を持ち下にグイッと下げてテコの原理で天板を浮かせます。
すると少し隙間ができると思いますので、次は上にグイッと持ち上げ更に隙間を広げ、何度か繰り返すと天板が横板から外れます。ドライバーは1本より2本の方が解体力が増します。
③反対側も同様に行い完全に天板を外します。背板は解体前から存在感はなかったのですが、解体時も同様に、薄く存在感がなく簡単に外れましたが、素材が荒々しくささくれ立ち、解体される事へ無言の反発を感じましたので、取り扱いには注意でした。
④次に横板ですが、道具は使わずして底板を足で踏み押さえ、横板を外側に倒せば簡単に外れました。
この時、底板と横板がL字の補強部材(⑥)で留めてあるので、取れにくい場合はマイナスドライバーを差し込み取ります。何やら文房具用品のホッチキス止めとは比較にならない、鋭い針なので怪我をしないように気をつけて下さい。
⑤中の仕切り板も左右に揺さぶれば簡単に外れました。
⑥⑦時折、この様な鋭い金属が出てきますので、怪我をしないように気を付けて下さい。
⑨次に左側の引き出し部分は、底板との横板の合わさる箇所に、マイナスドライバーを食い込ませて外します。そのままの勢いで底板から横板も外側に倒しバキッ!と外してしまいます。
このとき底板と横板を、L字の補強部材で留めてあるので、マイナスドライバーを食い込ませれば取れます。
⑩⑪あとは板と板の隙間にガンガンとドライバーを食い込ませて、どんどん解体していきます。
⑫扉に関しては開閉の為の蝶番のネジを、プラスドライバーで外せば簡単に取れます。蝶番は不燃ごみになるので、完全に取り外し大型不燃ゴミに捨てます。
合計11枚の板に解体されました。もう、元には戻せません。
解体所要時間
所要時間は30分ほどかかりました。解体自体は15分ほどでバラバラになりましたが、蝶番を外すのにネジが硬くて取れずにかなり苦戦してしまいました。
ネジが斜めに止められている箇所もあり、ドライバーが上手く回せず外すのに時間がかかりました。。
見えないところですが、真っ直ぐ止めて頂けると、解体時には有り難いですが、解体を念頭に置いて家具は作られていないでしょうから仕方ありませんね。
電動ドリルがあると楽に出来るでしょう。
後は、板を紐で縛り大型可燃ゴミに出して終了です。
家具を女性ひとりでぶち壊してみた感想
私はワイルドに素手で行いましたが、突起物があったり釘が突き出たりトゲがあったりして、怪我をする恐れがあるのでチャレンジされる方は必ず手袋をして下さい。
床や壁も当たると傷つきますので保護して下さい。
結果、さほど大きな家具でない限りは、女性ひとりでも解体は可能でした。
長年活躍してくれた家具だったので、破壊するに当たり心痛む部分はあったのですが、1年半解体するか悩みに悩みようやく決心に至りまして、「今までありがとう」と言う気持ちを込めながら作業をしました。
思っていたほど難しくなく、テコの原理で案外簡単に出来ましたし、バキバキと壊していく作業は爽快で、心痛めて解体出来ずにいた自分は何処にいってしまったのか、真逆にストレス解消になりました。
もう最後はバラバラになった板を眺めながら、「ストレス解消させてくれてありがとう!そして、今までありがとう!」と1枚1枚に感謝を述べさよならしました。
大型可燃ゴミに出して捨てましたが、ゴミ収集の方が背板のささくれで怪我をしないように、「ささくれていますので、お気をつけ下さい」とメモをつけておきました。
空いたスペースには新たに三段ボックスを設置し、ギュッと収納を濃縮させる予定です。
以上が家具解体のお話でした。
下記の記事は解体ではなく、婚礼家具のプチリメイクです。
着物を収納する部分に着物は入っておらず、無駄な空間でしたので少しリメイクしてみました。
小物が沢山収納できるようになりましたので、興味のある方は是非読んでみてください。