華やかで日常離れした空間のコンサート会場!大好きなアーティストと同じ空間で、そのパフォーマンスを出来るだけ近くで、しっかり目に焼き付けたいですよね。
チケットは取れたものの席が『立ち見』だった時の多少なりともの、「ガッカリ感・・・」は避けることはできませんよね。
会場によっては立ち見席でも、一列目をゲット出来ればしっかり見えると思いますが、大阪城ホールの場合はどうでしょう。
先日、コンサートに参加した時に立ち見体験しましたので、これから立ち見される方の参考になればと思います。
『立ち見』ってどうなの!?それ以外にもアリーナやスタンド席の見え方や聴こえ方など、気になる方は是非、最後までお付き合い下さい。
大阪城ホールの立ち見の流れ
松田聖子さんのコンサートを、立ち見席で参加してきましたので、その時の様子になりますが忘れぬ内に、しっかり書き留めたいと思います。
立ち見席とは
『立ち見席』とは、まさにその名の通り「座席は無く、立ったままコンサートを見る場所」と言う事になります。
大阪城ホールの場合、2階のスタンド席の後方の円周通路部分になります。
ずっと立ちっぱなしの為、コンサートが長くなればなるほど足は痛くなります。
開場前の並ぶ時間&注意点
立ち見席は、アリーナやスタンド席とは違う入り口から入場します。
大阪城ホールの北玄関の階段を上らずに、左に曲がり東出口から入場しました。
立ち見でもチケットに整理番号が振られているものでしたら、その番号ごとに係員から案内されますが、中に入ってから更に場所が指定されているのかは、開催されるコンサートにより違ってくるかと思います。
参加されるアーティストのコンサートを、実際に体験された方のブログなどをチェックされると、情報が入手出来るかもしれません。
今回は、チケットに整理番号は無かったので、いち早く並んだ人からの入場となりました。
早い方で恐らく2時間前くらいから並び始めているようです。もっと前から並んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
コンサートの開催時間が17:30開場、18:30開演でしたので、私は17:00から並びましたが、すでに長い列が一列出来ていました。
そこから仕事帰りの方がどんどん集結してきまして17:30頃には列は折り返して3列になっていました。
私は真夏の夕方に並びましたが、この時間帯は並ぶ場所は日陰になっていますが、真夏は暑さは免れません。
時間が経つごとに列がどんどん延びて2列、3列と折り返して行くため、人の熱気でかなりムンムンと暑さが増して行きましたので、熱中症対策は必須です。
・扇子やうち輪や小型扇風機で涼を取る。
・凍ったペットボトルを持参し、体に当てて保冷する。
・真冬は冷え混むので、カイロなどで冷え対策をする。
・季節に関わらず、突然雨が降ってくることが有りますので、折り畳み傘があれば安心。
開場時間&注意点
17:00頃から並び始めましたが、17:30の開場時間になっても列はピクリとも動かず、結局入場できたのは18:00を過ぎてからでしたので、この地点ですでに一時間立ちっぱなしです。
・大阪城ホールの立ち見する通路は、かなり暗くて足元が見え辛い為、お子様がいらっしゃる場合しっかり手をつないで、はぐれないように注意する。
・良いポジションを我先に!と心はやる気持ちが沸き立ちますが、ここはひとつ落ち着いてゆっくりと行動する。
終演後の退場&注意点
終演後、出口には一気に人が押し寄せ、ぞろぞろとゆっくり進むことになりますので、時間差で退場すると人混みにもみくちゃにならずに退場することが出来ます。
立ち見通路から階段を降りる時、視覚的に高さがあるので、高所恐怖症の私は足がすくみました。
・コンサートが終了し移動する時は、忘れ物やゴミを落としていないか等チェックする。
・帰りは急な階段を降りることになりますので、ゆっくりと慎重に降りる。
・電車で帰宅される方は、駅のホームもごった返します。お仕事帰りの方もいらっしゃるので、周りの方への配慮も忘れないように行動する。
各席からのステージの見え方
ここでは、私の経験した位置からの見え方を交えて、お話していきたいと思います。
体験:立ち見席の場合の見え方
大阪城ホールの立ち見の場所は、スタンド席最後尾の席と段差が無い為、最後尾席の人が立ちあがると、視界が閉ざされることになります。
ですので、前の人が立ち上がらなければ視界はきわめて良好です。
会場全体を見渡したい方には、最高のポジションだと感じました。が、前の席の方がずっと立ちあがる人ならほぼ見えないか、人と人の隙間の狭い視野を探すこととなります。
私は舞台に向かって、右側のステージ近くHゾーンの1列目に陣取りました。ステージも画面も近く斜めから見る位置になります。
この地点では視界は良好で、会場全体像が見えるので圧巻でした。
コンサートが始まってから終盤まで、奇跡的に前の座席の方たちは誰も立ち上がる事が無かった為、90%は視界良好のままコンサートを満喫できました。
客席の様子も全部見えたので、応援する皆の一体感に感動して何度も涙がこみ上げました。それくらい全貌を満喫できます。
最後の辺りでスタンド席の方々も、前の座席の方も立ち上がりましたが、ステージを斜め方向の角度に見ていた為、丁度人の重ならない一筋のラインが出来ていて、ステージ上の聖子さんはバッチリ見えました。
立ち見は2列目もできていましたので、2列目は1列目に自分より背の高い人がいたら、さすがに見えないと思います。
しかし、立ち位置は決められていないのであれば、移動して見える位置を探すことは可能です。
体験:2階スタンド席の見え方
スタンド席は高低差がある為、前の方が座っている限りは視界は良好です。前の方が立たれると身長によっては、視界が遮られる事になると思います。
立ち見席から見ていて気が付いたのですが、2階スタンド席の中央付近に小柄な高齢の方がいらして、その前の席の人が数名立ち上がった為、高齢の方は立ち上がる事はされなかったので、視界が閉ざされる事となり気の毒に感じました。
体験:アリーナ席の見え方
アリーナ席中央の左側で見た時は、座っている時はステージが目線より上になり、視界を遮られる事はほぼ無いと思われますが、(これも座るゾーンによって違いがあるかもしれません)アリーナ席はコンサート中、ほぼ皆さん立ち上がり応援する為、目線が変わります。
私の席からはステージが見えたのですが、隣の人は少し前の列に背の高い人がいて、見えづらかったと言っていました。
席の見え方のまとめ
どこの席になったとしても、ステージ前方の席でない限りは、見える見えないはまさに「運まかせ」なのだなと思いました。
立ち見の見えない時の対策
見えない時に出来る対策は、スタンド席最後尾に座っている人が、小柄な人の後ろに陣取るか、ささやかながら高さのある靴などで、身長の嵩を増すくらいかなと思います。
高さを出すために、脚立や踏み台の使用は大変危険ですので止めましょう。
通路はかなり暗く、足元も見えにくい為に大変危険です。
転倒等した場合、ご自分も周りの方も怪我をする恐れが有りますし、万が一の緊急事態時には、避難時にかなり邪魔になり混乱を起こしかねません。
そうなったらほんと大変ですよね。現地でそう感じました。
音の聞こえ方
2016年に音響設備などの改修工事が行われ、すべての席で明瞭で臨場感のある音が、体感できるようになっているようです。
確かに、会場全体に音割れ等は無く、音を浴びるような感覚でコンサートを楽しめました。
体験:1階のアリーナ席の音の聴こえ方
2019年6月にアリーナ席で、同じ内容のコンサートに参加しましたが、アリーナ席は1階の為、まさに「四方八方から音がまんべんなく届いてくる」と言った印象で、耳に届くと言うよりは、全身に浴びると言う体感でした。
体験:2階スタンド席の音の聴こえ方
2018年9月に2階スタンド席のBゾーンで、JUJUさんのコンサートに参加した時は、スタンド席はかなり大きな音だと感じましたので、スピーカーが近かったのかなと思われます。
アーティストにより、音響の大きさに違いがあるのかもしれません。
が、しかし耳栓を下さい!という程では有りません。
体験:立ち見席の音の聴こえ方
立ち見席の場合は、体感的にアリーナ席の10%OFFの聞こえ方で、音が前から来る感覚があり、全身に届くと言うよりは耳に届く感じでした。
理由を考えてみましたが、後ろが壁と言う事と隣の人との距離が近く、音が全身に入る隙間が無かったせいもあると思います。
しかし全てかなり微妙な違いで、音は何処にいても綺麗に聞こえ感動します。
立ち見席の注意点
コンサート中はもちろん、ずっと立ちっぱなしの為、足がかなり痛くなりますし、暗闇の為、盗難対策についてお話していきたいと思います。
2~3時間立ちっぱなしの足元にお勧めの靴
ずばり履きなれたスニーカーがお勧めです。
ヒール等履いて来ようものなら、途中で脱いでしまう事態になるかもしれません。
しかし、脱いでも暗闇の為、周りにはわかりませんが、背が低くなり立ち位置によっては、ステージが見えなくなる恐れが有ります。
しかし、少しでも背を高くして行こうと思うのなら、最近はインソールに高さのあるスニーカーも有りますので、クッション性のある中敷きを入れて対策を施すといいと思います。
私は仕事帰りでの参加だったので、朝から動きっぱなしだった為、途中かなり足が痛くなりました。
同じ位置に立つのが辛くなり、その場で足踏みをしてみたり、足でリズムを取ったりして血を巡らせていました。
必須アイテム
双眼鏡です。性能が良ければ良いほどに、お顔をクリアに見ることができます。
荷物になるのですが、席が後ろだと「持ってこれば良かったーっ!」と後悔する事も無きにしもあらずなので、備えあれば憂いなしです。
会場で売っている場合もあります。
荷物の管理
大きな荷物は足元前方に置き、貴重品は肩から掛けるポシェット等に入れて、ポシェットが自分の前に来るようにしましょう。
私は持参したポシェットに重みがあったのですが、前の手すりに乗っけられたので、重たい思いもせずに済みました。
飲食について
入場してからは客席での飲食は禁止されていて、各階のロビーでなら大丈夫です。
大阪城ホールの周りでは、各イベントが行われていることがあり、付近のコンビニや飲食店は満員になっている事が有りますので、事前に準備しておいた方が無難だと思います。
私は自分の最寄りの駅で食料を調達し、小1時間前に到着し木陰で腹ごしらえをしました。
あとがき
『立ち見席』で、万が一ステージが見えなかったとしても、その場の空気や一体感、歌声を全身に浴びることはできますので、大好きなアーティストへ精一杯声援を送り、自分の人生の1ページに楽しい思い出を増やして来て下さいね。