冷たい空気が徐々に暖かな日差しへ移り変わり、季節は冬から春へ毎年きっちりとバトンタッチされますが、花粉症の方にとっては様々な症状に悩まされる辛く重い季節の到来となりますよね。
私は花粉症歴23年の、なかなかのキャリアの持ち主です。
他にも米、小麦、ハルガヤ、カモガヤ、昆虫のガ等のアレルギーを持っています。
何の自慢にもなりませんが・・・。
そんな花粉症状を和らげてくれたのが、今回ご紹介する吸入器なのですが、「鼻づまり、鼻炎などの不快感を改善する為のもの」で、花粉症も喉や鼻が炎症を起こすので予防に最適でして、気が付けば3年使用していますのでレビューしたいと思います。
ホットシャワー超音波温熱吸入器、愛用3年!使用感レビュー
毎年、花粉症状の現れかたは決まっていて、耳と喉の痒みから始まりクシャミを大連発して瞼が腫れ上がります。
あなた誰⁉って感じで人相が変わります。
おまけにドライアイなので、花粉は目に貼り付いてしまい、涙が無いために瞬きをすると目の中でザラザラと角膜が傷つけられる感覚がわかり、そんな時は速攻眼科に駆け込みます。
喉と鼻と耳は耳鼻咽喉科ですよね。
この季節は、眼科も耳鼻咽喉科も患者さんが急増しますので、早めに行かないとかなりの待ち時間になります。
耳鼻咽喉科で行う治療の、ネプライザーが気持ち良くて好きなんですが、病院にマメに通う時間もないので、家でもできる器具はないかと調べて、家庭用の吸入器がある事を知り、3年前に購入し、それ以来、花粉の季節になると特に大活躍しています。
そんな花粉症の私が愛用し続けてどうなったのか⁉
では、まず製品の特長と使い方を説明していきます。
レビューだけ知りたい方は、レビューの項目までビュンと跳んで下さい。
ホットシャワー超音波温熱吸入器の特徴や使用方法
購入したのは「超音波温熱吸入器、UN-135ホットシャワー5」です。
コンパクトながら、その効果はなかなかのモノです。
ホットシャワーの特徴
上気道の加湿、加温を行い潤す。同様に鼻も加湿、加温し鼻粘膜を潤し、鼻づまり、鼻炎などの不快感を改善する為のものです。
圧電セラミックスを利用した超音波振動で、霧の粒子を発生させ、気温が23℃水温が15℃の時、吸入口部で43℃の霧が出ます。
霧化量は「強」⇔「普通」の2段階調節。
吸入マスク(大きな範囲)やノズル(鼻用、口用)を換えると、吸入方法を選択できます。
約1%の食塩水を作り、吸入することができます。(計量スプーンが付いています。)
動作音は静かです。
薬液は使用できません。
管理医療機器:医療機器認証番号:225AHBZX00022000
吸入器の部品
吸入器の部品です。これらは洗う必要があります。
吸入器のセット方法
1. 部品のセットされていない状態
2. 1つ目の水を入れる箇所
3. 2つ目の水を入れる箇所は、容器に水を入れて、1の上からセットする
4. 部品写真の右上の多きな容器を、その上からセットする
5. ヒーターガードをセットします
6. 吸入ノズルセットをセットします
7. 6に7(口用、鼻用どちらか使用したい方)をセットする
8. 広範囲用は単体でセットして使用します
使用方法
各部品を取り付けて行きます。2箇所に水を入れます。クイックガイドが付いていますので、迷うことなく準備できます。
電源スイッチを押し霧化量を選択すると、15秒ほどで霧が出るので吸入します。
5分後に自動で消灯しますので、連続して使用する場合は再び電源スイッチを押します。連続使用は2回までです。途中で止めたいときは電源スイッチを押します。
使用後は残ったタンク内の水を捨て、部品を水洗いし、吸入液カップは破れやすい為つけ置き洗いをします。
注意点
ヒーターガードは熱くなっていますので、15分以上放置して冷めてから取り出して水洗いします。
喘息などの治療中の方は、必ず医師に相談してから使用して下さい。
身心に異常のある場合(例えば、鼻粘膜や口腔内の炎症)、必ず医師に相談して下さい。守らないと体調不良を起こす恐れがあります。
ホットシャワー愛用3年!使用感レビュー
ボディは大きさが幅111mm×高さ286mm×奥行き188mm、本体重量1.1kgとコンパクトですので、持ち運びは楽に出来ます。
使い方はとても簡単で操作のボタンは2つしかないので特に迷うことはありません。
スタートしてから15秒で霧が出てくるので、待たされることなくスムーズに吸入できます。
消費電力は90Wなので電気代も安心です。
霧化量に関しては「強:1.8ml/分、普通:1.2ml/分、霧化粒径5μm、霧温度43℃」と説明書に記載されていますが、体感で説明すると「とにかく心地よい温かさの、細かい霧が大量に噴射!」と言う感じです。
鼻や口から吸い込むのですが、とても気持ちよく潤いを与えてくれて保湿感を得られます。なにより、心地よい使用感がたまりません。
しかし、初めはその霧に慣れずムセてしまうので、食塩を混ぜて体液と同じ濃度にすることで、ムセないように快適に潤すこともでき安心です。
水ですと慣れていても、鼻の調子が悪いときは、鼻の奥にツンと刺激を感じる事があります。
霧を一霧も逃したくないので、タオルで頭を覆い横に逃げてゆく霧をもキャッチしています。
使用し始めた頃は、吸入している最中から鼻水が流れ出てきて、「洗い流されてる⁉」と実感することで、「何か期待できそう‼」とその霧の中、勝手に明るい未来を抱きました。
実際、予防になっているのか、風邪を引いていませんし、リラックス効果もあり悪化することなく過ごせています。
そもそもなぜ予防出来るのかと言うと、喉や鼻の奥には「繊毛」という毛があり、ウイルスなどの異物をキャッチして外に排出してくれていますが、寒さや乾燥により動きが鈍くなるので、吸入療法で温めながら潤いを与えることで、繊毛の働きを活発にして不快感を和らげてくれるからなんです。
ホットシャワーに出会うまでは、鼻うがいを決死の思いで行ない潤いを届けて、ウイルスを洗い流していました。
失敗すると水中でもないのに溺れたようにむせ返っていました。
今は簡単・快適に予防できるので、ホットシャワーは手放せない状況です。
使用後は残った水を捨てたり、器具を洗わなければならないので、洗面台や台所の近くで使用された方が良いです。
デメリット
ただ1つ難点を上げるとすると、部品を洗うのが多少面倒で乾かすスペースがいる事です。
しかし気持ち良いので、めんどくさがり屋の私ですが、気持ち良さが相当圧勝しているようで続けられています。
メリット
相乗効果が2点あった事です。
後鼻漏が気にならなくなった。
肌が潤った
後鼻漏に関しては、数年前から左の喉から痰が流れ出していて、耳鼻科を2箇所受診したものの、内視鏡で見てもらっても特に変わった所はないと言われ途方に暮れていました。
常に左に違和感があり(後鼻漏のような)左の鼻がときおり詰まるような感覚があって、いつも喉のことが気になって苦痛になっていました。
しかし、気がつけばそんなに喉を気にしないようになっています。
予防の積み重ねの結果だと感じています。
花粉の季節だけではなく、少し風邪気味のときや喉の調子が悪いとき、人混みに紛れた日などにも使用して予防しています。
肌の潤いに関しては、ホットシャワーを使用している時、顔の肌がとてもしっとり潤いもちもち肌になります。
これは使用して3年目に気が付きました。
吸入器を使用している知り合いが、同じことを言っていましたので、「えー!それわかる~!」と共感できて嬉しかったです。
お肌が潤うと気持ちまで潤うと言う不思議⁉
出会えて良かったとつくづく感じています。
口コミもなかなか良いので、気になった方はチェックしてみて下さい。
あなたもホットシャワーで喉・鼻・顔・心を潤わせてみてはいかがでしょうか。
まとめ
温かいミストを吸込む吸入器タイムは、深呼吸をしてリラックスもできるので憩いの時間にもなっています。
リラックスできれば免疫力アップも期待できますね。
ホットシャワーでつらい鼻炎や花粉症状が、少しでも良くなる事を願っています。